2017-06-18

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第4回 ビートルズ:抱きしめたい

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第4回 ビートルズ:抱きしめたい





憲武●王道中の王道です。今日(6月18日)は、ポール・マッカートニーの75歳のバースデイであり、サージェントペパーズの発売50周年ということで、この曲にしてみました。I Want To Hold Your Hand。日本語タイトルは「抱きしめたい」です。

天気●今日が誕生日? ポール牧じゃないほうのポールの?(あ、流してください。お約束のフレーズなので)。

憲武●今まで4つの時から百万回以上聴いてますが、まったく飽きません。それどころかどんどん聴きたくなる感じです。

天気●1回3分で計算してみたんですが、100万回だと6年近くです。人生の1割はこの曲を聴くのに費やしたことになる。それって、すごいことですよ。

憲武●人生の1割ってすごいですね。リアルタイムで聞いてました。叔母の家に遊びに行くと、いつもビートルズのレコードをかけてくれるんです。それで自然と溶け込んでしまったんでしょう。

天気●いい環境ですね。いとこのお姉ちゃんの部屋に、橋幸夫と吉永小百合の「いつでも夢を」のドーナツ盤があったのを思い出しました。

憲武●その叔母は、66年の武道館公演を観てます。リンゴが可愛かったと言ってました。

天気●わお!

憲武●1964年のアメリカのあるラジオ局は、1時間「抱きしめたい」をかけっぱなしだったそうです。分かる! そのラジオ、聴いてみたかった!

天気●なんか、今回、エキサイティングですね。当時の熱狂そのままに。

憲武●熱狂。そうなんですよ。この動画の半ばに映るフォックス眼鏡の女の子とかその後のご婦人のリアクションを見てれば分かります。ビートルマニアの女の子たちを見てると泣けてくるときがあります。とにかく圧倒的なエネルギーがあるんです。冒頭、ヴォーカルが入る直前のジョージのチョーキングが、興奮のエネルギー量を増幅してますね。

天気●こまかい!

憲武●この映像は、1964年2月9日にビートルズが、エド・サリバンショーにはじめて出演したときのもので、ここからビートルズの快進撃が始まったんですね。アメリカ制覇!

天気●「演奏!」て感じの動画ですね。早い段階で人前で演奏しなくなったビートルズですが、初期は、かなり律儀に、きちんと演奏して、自分たちでもそれを楽しんでいた感じがあります。

憲武●このときのビートルズをテーマにした映画が、1978年のロバート・ゼメキスの「抱きしめたい」という映画です。これが面白い映画なんですよ。もっとも面白いと感じるのは、ぼくがビートルマニアだからかもしれませんが。

天気●それ、観てない。ゼメキスのデビュー作じゃないですか。

憲武●ニュージャージーの田舎から、ビートルズに一目会おうと、4人の高校生がブロードウェイにやって来る話です。制作総指揮がスピルバーグのせいか、「1941」の脚本にゼメキスが参加してるからなのか、ナンシー・アレンとかボビー・ディ・シッコとか「1941」組が出てます。

天気●観てみたいです。「1941」は好きですし。

憲武●残念ながらVHSしか出てないんです。ナンシー・アレンが、ビートルズの留守中のホテルの部屋に偶然忍び込んでしまって、ジョージのギターのネックを、つーっと下から上へ舐め上げるんです。これがエロかった。

天気●ネックって、そうとう汚いですけどね。ジョージの手垢なら、お腹こわしても本望ってのがファン心理なんでしょう。

憲武●ちょっといろいろ脱線してしまったようです。反省。


(最終回まであと997夜)
(次回は西原天気推薦曲)

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