2018-05-06

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第49回 レッド・ツェッペリン「胸いっぱいの愛を」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第49回 レッド・ツェッペリン「胸いっぱいの愛を」



天気●ギブソン社が経営破綻で破産申請だそうです。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180501-00000141-jij-n_ame

憲武●いやー、びっくりしました。ギター弾く人が減ってるんでしょうか。世界的に。

天気●減ってるんでしょうね。

憲武●価格の問題もあるかもしれません。

天気●まあ、いろいろ経営上の問題点もあったのでしょうね。数年前、自動チューニング機能を弦巻きに標準装備したのを見て、迷走してる、と思いましたよ。

憲武●なるほどー。兆候はあったわけですね。

天気●さて、ギブソンと聞いて、誰を思い出すかは人それぞれで、個人的にも一人に絞るのは難しいのですが、レッド・ツェッペリン「胸いっぱいの愛を」を聞きたいと思います。



天気●ギブソン社のレスポールのイメージは、ジミー・ペイジのこの、サンバースト(ギターボディの色柄)、ストラップを長くして、下のほう、ほぼもう股間にぶら下げるというスタイル。

憲武●このスタイル、フォロワーがかなり出ました。長髪でレスポール、ストラップがだらーんと長い。それだけでもうギターが上手くなったような気分。

天気●この曲、ロックかつサイケかつポップで大好きなんです。とりわけ、3分18秒、ジミー・ペイジのギターソロが始まるところ。このソロには、レスポールの太く歪んだ音がぴったり。

憲武●セカンドアルバムの一曲めですね。きらびやかなソロです。ライブには欠かせない曲です。

天気●レッド・ツェッペリンに限らず、70年代のロックは、レスポールをマーシャルのアンプで歪ませた音(ディストーション)が主要成分。とくにハードロックにはレスポールのちょっと湿り気のある太い音が欠かせないものでした。いわゆるアメリカン・ロックにフェンダー社の乾いた音が欠かせないのと両輪。

憲武●アメリカン・ロックの乾いた音の感じが、ぼくはちょっと好みではないです。やはりロックは湿り気があったほうがいいです。

天気●ちなみに、日本で、レスポールをいちばんかっこよく鳴らすのは奥田民生だと思っています。

憲武●奥田民生はかなりのレスポールフリークとか。

天気●惜しい会社をなくしました。冥福を祈ります。といっても会社更生法で、ブランドや楽器作りは続くみたいですけどね。


(最終回まで、あと952夜)
(次回は中嶋憲武の推薦曲)

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