2018-07-01

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第57回 テデスキ・トラックス・バンド「ミッドナイト・イン・ハーレム」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第57回 テデスキ・トラックス・バンド「ミッドナイト・イン・ハーレム」



天気●野外コンサート、行きたいなあ。もうそんなところに行ける年齢じゃないんだけどね。ま、雰囲気を味わいたいということで。



天気●このテデスキ・トラックス・バンド、2010年結成。それまでのキャリアはあるにしても新しいバンドです。正統派のブルース・ロックといった音で、どこにもケレンがない。野外で聞くと気持ちいだろうなあ、というバンドです。

憲武●そうですね。ビール飲みながら聴くと気持ちいいかもしれません。ぼくは飲めませんが。

天気●この「ミッドナイト・イン・ハーレム」は、長調で泣かせるメロディ。このタイプもまた正統派アメリカン・ロックという感じです。

憲武●たしかね、「うわさの男(Everybody's Talkin')」をカヴァーしてたと思います。ニルソン、真夜中のカーボーイとつながってく訳で、そう行ったところからも、まさしくアメリカ。

天気●歌ってるスーザン・テデスキとギターのデレク・トラックスは夫婦。見た目からすると、姉さん女房? ってことで調べてみると、9歳年上でした。

憲武●貫禄があります。

天気●スーザン・テデスキはルックスも歌いっぷりも、これまた正統派アメリカン・ウーマンな感じ。デレク・トラックスは素朴で、いいやつって感じ。こうした雰囲気と、演ってる音楽がうまくフィットしてる気がします。


(最終回まで、あと944夜) 
(次回は中嶋憲武の推薦曲)

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