2018-08-12

2018年6月から約2か月間にわたるコメント欄の不具合・不手際について +コメント欄の仕様変更のお知らせ 西原天気

2018年6月から約2か月間にわたるコメント欄の不具合・不手際について
コメント欄の仕様変更のお知らせ

西原天気


コメントの書き込みが今年6月あたりから約2か月間、コメント欄に反映されないという事態が発生いたしました。

原因は「承認待ち」のまま放置されたため。

私および当番が「承認待ち」のコメントがあることに気づかず、「承認」の操作をしなかったことが原因。つまり当方運営のミステイクが原因なのですが、ちょっと説明させてください(はんぶん言い訳です)。

これまでのコメント欄の「管理」の手順は以下のとおりです。

1 コメントを書き込んでいただくと、いったん「承認待ち」の状態になります。

2 ログイン以外から書き込みがあると(つまり読者諸氏が書き込むと)、運営者/私にメールが届きます〔*1〕

3 メールに気づくと(たいてい時間を置かずに気づきます)、編集画面にログインし、「承認」の操作をします。

4 すると、ほどなく、そのコメントがコメント欄に反映されます。
なぜ2か月ものあいだ「承認待ち」のコメントに気づかなかったのかというと、コメントを知らせるメールが届かなかったから、というのが私の言い分です。「届かなくても、ときどき編集画面に見に行けばいじゃないか」という厳しいご指摘もあるかもしれませんが、それ、ムリ。これまで届いていて、届くと信じているから。

BloggerというGoogleの運営するブログサービスは、お使いになっている方ならご存じかと思いますが、しばしば予告も通知もなく、システムを変更してきます。一時的に不具合が生じることも多い。

「コメント書き込みを通知するメールが来なくなった」のが一時的な不具合かどうか、こちらの再設定で以前の状態に戻るのかどうか。すこし試してみましたが、不明です。ということは、通知メールには頼れません。

かといって、定期的に当番が編集画面の「コメント」の状態を見に行けるかというと、ムリ。煩雑すぎます。

ログイン後の編集画面内のコメント関連フォルダー



ところで、ここで、「そもそもコメントを管理しなければいいじゃないか」という意見も出てきそうです。なるほど、書き込んだコメントがすべて即座に反映されれば、当番が煩わされることもありません。

コメントに関しては、次の3つの取り扱いがあります。

 A 管理しない:書き込んだコメントは即座に反映される

 B 管理する:承認後にコメント欄に反映

 C コメント欄を設けない

どの取り扱いにすべきか、以前、当番同士で意見交換をしたことがあります。

「管理すべきではない。AかCかどちらにすべき」という強い意見もありました。しかし、私の考えで〔B 管理する:承認後にコメント欄に反映〕を続けています。

それには大きな理由があります。以前、寄稿記事のコメント欄に、寄稿者のプライバシーに関する書き込みがありました。俳句とはまったく関係のない色恋沙汰についての、きわめて下世話な書き込みで、個人情報も含まれていました。

その頃は〔A 管理しない:書き込んだコメントは即座に反映される〕状態だったので、人目に触れたはずです。幸いにも数十分で気づいたので、すぐに非表示にしました。

そのことがあって以来、〔B 管理する:承認後にコメント欄に反映〕の設定にしています。

俳句と無関係なスキャンダル、個人情報etcの書き込みはめったにないでしょう。事実、その一件以降、記憶にはありません。けれども、めったにないから、といって、完全オープンにして、もしも1件のコメントで大きな迷惑を被る人が出てしまったら、取り返しがつきません。大袈裟なようですが、もしあなたの記事なり俳句作品のコメント欄に「ふだんの行動やら住所やら交友関係が下品な筆致で書き込まれたとしたら…」と想像していただければ、私/運営が慎重になる気持ち、完全オープンにはできない気持ちは理解していただけると思います。

〔B 管理する〕という選択は、デメリットもあります。ひとつは当方の手順/作業が増えること。そしてそれよりも大きなデメリットは「管理」にまつわる悪イメージです。

「(寄稿者にとって/あるいは運営者にとって)都合の悪いコメントは承認しないのではないか」との勘ぐりを持たれることも当然あるでしょう。

実際には、口汚いコメントも、意味不明のコメントも含め、ほぼすべて承認してきましたが、それことを信じてくれない読者もいらっしゃるでしょう。

こんなふうにとても邪魔くさいのです。コメントを〔2 管理する〕ということは。

それにくわえて、今回、通知メールをアテにできない状態に陥っているわけですから、私としては、〔B 管理する〕はやめにしたい。

かといって、〔A 管理しない〕も前述の理由から採用するわけには行かない。となると〔C コメント欄を設けない〕という選択しかない。

いったんはそう考えたのですが、それもさみしい。というか、「閉じる」「収縮する」という方向性は避けたい。

そこで、「オープンだけれど、ちょっと敷居を設ける」という方法を、ひとまず採ることにしました。

googlアカウントのユーザーのみが書き込めるようにします。当方の承認なしで即座に反映されるはずです。

googlアカウントなら、問題のある書き込みがあった場合、発信元をたどれますから、前述した名誉毀損のような書き込みには抑止効果があると期待します。

読者諸氏(コメント欄を利用する読者)には、これまでと勝手が違ってご迷惑をかけるかもしれませんが、ここまで長々と書いてきた事情をご理解いただければ幸甚に存じます。

なお、googlアカウントは持っていない、取得する気もない、だけど書き込みたいという場合、私宛てに、コメント文面とお名前をメールtenki.saibara@gmail.comください。こちらで書き込みます。

この方式は、最終決定ではありません。当番同士で議論があるかもしれませんし、読者諸氏から頂戴するご意見を参考に、変更していく可能性もあります。

以上、コメント欄でのトラブルについて、およびコメントの取り扱いに関する仕様変更について報告させていただきました。


〔*1〕こんなメールです。

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