2018-08-19

コメント欄の仕様変更・その後 西原天気

コメント欄の仕様変更・その後

西原天気


コメントの書き込みを「googlアカウントのユーザー」に限定しましたが、捨てアカをつくれば、匿名のコメントができるということで、オープン状態とそう変わらないのですね。まあ、いいや。とりあえず、現状で行こうと思います。

さて、こうしたシステムの如何とは別に、私から提案がふたつばかりあります。

1 挨拶をしませんか?

人に話しかけるとき、いきなり用件をしゃべり始める人っていないですよね。挨拶をして、必要なら、自己紹介もする。コメント欄も、同様のマナーにしてみてはいかがでしょう。口汚く下品な物言いは減りそうです。無責任な「意見」も減りそうです。

2 書き込む前に深呼吸をしましょう

込み入った内容を書き込むときは特に、これ、効果的です。

おすすめは、直接、コメント欄に入力するのはなく、エディターなりワープロソフトに文言を入力することです。そうしたら、一度、深呼吸して、読み直し、そのコメント欄でいいのかどうか、文意や理路が最低限通っているのかを確かめる。

以上の2点で、コメント欄がだいぶ実り多きものになると思うのですが、いかがでしょう。

なお、小誌「週刊俳句」からのお知らせコメント(whの名義)は、挨拶はしません。ウラハイへのリンクというだけの内容ですが、いちいちの「こんにちは」は省略させていただきます(気分を変えるために挨拶するかもしれませんが)。

それでは、今後とも、よろしくお願い申し上げます。

8 comments:

匿名 さんのコメント...

ご挨拶申し上げます。コメント欄でunknownと表示された者です。
西原天気氏の上記の書きぶりに違和感を感じたので、謹んでご意見をさせていただきます。

西原さんは、コメントの書き込みをgoogleアカウントを持つ人に限定したものの、
「捨てアカ」を使うと匿名でコメントができるため、
「オープン状態とそう変わらない」と嘆いているわけですが、
つまるところ、コメント欄はできればオープンにしたくはないというのが本音であるわけですね。

「週刊俳句」はインターネット上の無料サイトなので、オープンなのは仕方ありません。
それなのに、オープンであることを嘆くのはどこか矛盾していると感じます。
自分のサイトはオープンに見てもらいたいが、批判を含む多様な意見をオープンに受けつけたくはないということなのでしょうか?
だとしたら、あまりに自分に都合が良すぎる甘えた発想なのではないでしょうか。

「週刊俳句」のコメントは運営が承認をしてアップしているはずですから、
すでに全面的にオープンな場ではないはずです。
西原さんが言うような「口汚く下品な物言い」や「無責任な「意見」」は承認しなければ良いだけではないでしょうか。
なぜその上に自己紹介をしろだとか、深呼吸をしろだとか言う必要があるのか意味がわかりません。
発言者の身元の特定に対してここまで執着する西原さんの態度は、
いかに発言内容より書いた人間の立ち位置を重視しているかを明らかにしたものだと言えるでしょう。

匿名に対してやたら悪い印象をお持ちのようですが、
あなた方のコメントフォームには名前を書き込む欄がありませんでした。
よくわからないでアップしたらunknownと表示されたのであって、
そんなシステムなのにどうして匿名などと文句を言われないといけないのでしょうか。
そもそもあなた方はコメント主が匿名でもIPアドレスを把握しているのですから、
そんなに神経をとがらせる必要もないはずだと思います。

私が想像するに、西原さんが恐れているのはコメントの主が匿名であることではなく、
自分たちや仲間を批判する言説なのではないでしょうか。
西原さん、深呼吸して自分の胸に手を当てて落ち着いて考えてください。
あなたが恐れているのは、自分たちにとって居心地のいい内輪の空気を壊されることでしかないはずです。
だから、どんなに丁寧に文章を書いても、内容が批判的である限り(もしくはあなたの嫌いな人を擁護している限り)、
あなたにとっては「口汚く」「無責任」にしか感じないのです。

ひとつ言わせていただきたいのですが、
そんなに外部からの批判や反論を嫌がるのであれば、
根拠なく外部の人間の悪口を書く久留島氏の記事のようなものをウェブに載せるのは慎んだほうが良いのではないでしょうか。
外の人間の悪口は掲載するが、そこに反論する人間のコメントだけは迷惑がるというのは、
やはり身勝手で一方的な態度であり、自己中心的な「お子様」な態度だと思われても仕方がないと思います。

西原さんの「本音」が反映された「内輪ぼめ」と「外部排撃」の島宇宙にも見える「週刊俳句」のスタイルからは、
広く通用するような開かれた信用ある言説は生まれないと思います。
ここで褒められたものは「内輪」であるからであり、批判されたものは「外部」であるからというだけのことでしかありません。

wh さんのコメント...

Unknown さん、こんにちは。

天気です。



誤解があるようなので何点か。

1 承認制をとっていません。

>「週刊俳句」のコメントは運営が承認をしてアップしているはずですから、

とありますが、前回記事をお読みください。ぜんぶ反映されます。

http://weekly-haiku.blogspot.com/2018/08/201862.html

2 >西原さんが恐れているのはコメントの主が匿名であることではなく、 
  >自分たちや仲間を批判する言説なのではないでしょうか。

いいえ。これも前回記事をお読みください。そこに書きました。個人情報の書き込みで実害が出るのがまずいということです。

批判を恐れていて、こんなウェブマガジンをやってると思いますか?

批判がいやなら、「週刊俳句」みたいなもの、続けてませんよ。

それと、私には「自分たち」とか「仲間」といったカテゴリーはありません。



この記事は、「ああ、捨てアカという手があるのか」「このシステムでも顕名にはならないんだな」といった程度の内容です。

できれば、前回の記事と合わせて、もう一度読んでみてください。基本的な事実誤認が多いようです。

wh さんのコメント...

天気です。

追記:
Unknown さんが私の「仲間」と書いておられるのが、久留島さんのことだとしたら(ちょっとはっきりしませんが)、いくつか補足で申し上げておきます。

久留島さんは私の仲間ではありません。個人的に何度かお会いし、お酒を飲んで、久留島さんのことは好きです。ウェブ上あるいはリアルでうかがい知る彼のいくつかの業績については尊敬もしています。

けれども、「あれ? ヘンだぞ」と思うときは、批判的な記事を書いたりもします(例:『関西俳句なう』の件)。

いずれにせよ、久留島さんは私の仲間などではなく、今回、小誌の「まるごとプロデュース」をした人(信頼してお任せした)であり、寄稿者であります。

久留島さんへの批判的コメントに対して、彼がどう反応するかは、彼の自由です。反応ナシでもいいし、アリもいい。

私は、当該記事の内容やそこから発したであろう外部からの批判うんぬんといった話題には、個人的に興味がないので、コミットする気はありません。ただ、週刊俳句の運営者のひとりとして、コメント欄を整備するという役割はもっているわけです。

匿名 さんのコメント...

夜分遅くに申し訳ありません。再度unknownとされた者です。
西原さんのご返答ありがとうございました。

週刊俳句のコメント欄が承認制でないとのこと、当方の誤解のようでした。
承認制だったのは以前のことだということでしょうか。
その点に関しては事実誤認と言われても仕方ないと思いますが、
他の点に関しては全く事実誤認とは言えませんので、こちらの「事実誤認が多い」と言うのは西原さんの言い逃れに感じました。

まず、私の西原さんの「仲間」という曖昧な括りに久留島氏は入っていません。
関悦史氏や高山れおな氏や福田若之氏らはあなたの「仲間」だと認識していますが、
久留島氏についての説明はまったくの蛇足でした。

上記の文章が「顕名にならない」という意図だったという弁明は「オープン状態とそう変わらない」という文意とだいぶズレています。
西原さんが「オープン状態」をネガティブに捉えていることに私はコメントしたわけですから、
そこを「顕名」の問題にズラしてしまうと、私のコメントに応じないで問題をごまかすことができてしまいます。
前回記事との関連で今回の西原さんの文章を受け止めるのも、私でなくとも無理だと思います。
タイミングを鑑みても、文章の内容を鑑みても西原さんが批判コメントが嫌でこんな文章を書いたと私は(おそらく私以外の人も)思っていますし、
そもそも「顕名」にこだわっていること自体が批判を減らす意図だと感じる人はいると思います。

そもそもコメント欄を顕名にしたいなら、そうすることもできるのではないでしょうか。
そういえば、かつて関悦史氏が某氏に批判された時に西原さんはコメント欄を顕名にしようかお仲間と相談していた過去があります。
そんなことを言う方が批判を嫌がっているわけではない、と言ってもまるで説得力がないのですが。

あと、「コメント欄を整備する」ことと挨拶しろ、深呼吸しろということのつながりがわかりません。
あなたの文章では「口汚い」「無責任」なコメントがあったかのような書き方がされていますが、
それは誰のどのコメントのことを言っているのでしょうか?
挨拶で「口汚く下品な物言いは減りそうです」などと書いておいて、批判を嫌がっていない、などと口先で言っても、
西原さんの「本音」は私が書いた通りだとしかやはり感じません。

あと、久留島氏が外部の人間の無根拠な悪口を書いたことについては、久留島氏に一任するというニュアンスですが、
それならこちらが久留島氏を批判したコメントの直後にこのような文章を書くのもおやめになるべきでした。
私は上記の文章に西原さんの「本音」を感じ取ってコメントを書き込みました。
あなたの説明では上記の文章がこのタイミングで書かれた意図が納得できません。
こちらの事実誤認はわかりましたので、批判が嫌でないのなら、なぜコメント欄を「顕名」にまでしたいのか、
なぜこのタイミングで今回の文章を(それも当て付けがましく)書いたりしたのか、肝心なことに回答していただきたいものです。
自分に都合の悪いことはすべてスルーというのは大人の態度ではないと感じた次第です。
雑文失礼いたしました。

wh さんのコメント...

Unknown さん、おはようございます。

1

個人的な見解を申せば、「顕名(署名)での批判は大いに結構、大いにあるべき。匿名にはついては、疑問、否定的」といったところです。このあたりはちょっと説明が要りそうですが、別の機会に。

ただし、署名/匿名については、週俳当番の中でもいろいろな意見があります(すでに書いた)。

そして、もし、署名を義務つけると決めても、システム的に/手間暇的に、かなりむずかしそうです(研究はしてみるでしょうが)。

2

批判的とされているコメントとコメント欄の整備は、私の中ではまったく結びつかないのですが、そう思わない人もいらっしゃるみたいですね。

だいたいにして、今回の皆さんのコメントをロクに読んでいないのです。運営者としての私は、コメントの内容には(今回特に)関心がなくて、コメント欄のしくみに腐心しているわけです。だから、「批判されるのがイヤ」とかなんとか言われても、まったくピンと来ません(読んでなくてごめんなさい。久留島さん、誰かを批判しているのですか? 批判されているのですか?)。

ともかく、来週号で、もう1本、記事を書いて、それで終わりにしようと思います。それを読んでみてください。



あと、細かいことですが、

>関悦史氏や高山れおな氏や福田若之氏らはあなたの「仲間」だと認識しています

これはかなり間違った認識。福田くんはともかくも(週俳を共同しているから)、関さんやれおなさんは、これを見て、きょとんとされるでしょう。

関さんの昔の記事(俳句作品?)でのコメント欄の一件は、よく覚えていませんが、「寄稿者への気遣い」というのはやはり要るだろうと判断だったと思います。

匿名 さんのコメント...

西原さん、朝からご苦労様です。「不明者」とされた者です。
前回のご返答からマトモな回答が得られないことは想像しておりましたが、
コメント管理者が「コメントをロクに読んでいない」と発言するのはどうなのでしょうね。
まあ、長文もありますから、ガッチリとは読まないのもわかりますが、
西原さんが「コメントをロクに読んでいない」のであれば、そのくせして投稿者に自己紹介しろ、深呼吸しろ、などと言うのは問題です。
そもそも、投稿内容と関わりがないのなら、なぜ今更そんな基本事項を書いているのでしょう。

「口汚く」「無責任」なコメントはどのコメントのことなのか、お答をいただけていません。
また、このタイミングでの記述は暗に直前のコメントのことを指していると受け取られても構わないと考えたと誰でも思います。
なぜこのタイミングなのか、特に菅原慎矢氏にコメントで西原さん自身が批判された直後なのかご説明をいただけていません。
また、西原さんは菅原慎矢氏の批判コメントにはさっさと反応されていたはずですが、
「コメントをロクに読まない」わりには御自分に関わるところだけはよくお読みになるようですね。

もともと西原さんの上記の文章はgoogleアカウントに投稿者を絞ってから現在までのことについて書いたものです。
読んだ人は誰でもその間になされたコメントのことを言っているのだと考えるのが自然です。

西原さんは上記の文章でも、すべて不明瞭に「それとなくわかる」ような書き方をしています。
そこを私が明確にしてもらおうと質問しても、それも不明瞭なままごまかしていくだけです。
そのようなやり方自体が自己弁護的でありますし、
「それとなくわかる」内輪的な書き方が、のらりくらりの言い逃れが通用する前提でもあることは、
読む人が読めば伝わることだと思いますよ。
内容の如何を問わず、「顕名」でないコメントは疑問、否定的、とおっしゃっている時点で、
インターネットという媒体はあなたには向いていませんし、
最初に私が書いたような、自分に都合のいい発想をしていることも否定しようがないと思います。

まあ、このコメントもロクに読まれないのでしょうから、言葉を尽くすのも無駄でしょう。
これだけこちらが問題にしている久留島氏の書き込みを読まずに返答をしていたとは、
不誠実な態度であることはもちろん、呆れて何も言う気になりません。
自分のサイトに寄せていただいたコメントについて、私ならそんな発言は絶対にしないと思います。
もう、コメントをロクに読まない方のご返答などいただかなくて結構です。

Quark さんのコメント...

週俳、いつも楽しみに読ませていただいています。
この度の経緯を拝見させていただいての一読者の感想です。

Unknownさんの苛立ちとお怒りも十分に理解できます。
が、一方で、西原さんは、ある意味、正直すぎるくらいに回答されているようにも感じます。
とは言え、正直さや質問者にきちんと向き合う誠実さは文面から察せられるものの、質問者の質問そのものにきちんと対峙しているかというと必ずしもそうではないのではないでしょうか、どうでしょう?
Unknownさんも、その苛立ちからか、文章がややきつ過ぎる感もあります。

面と向かって直接のやりとりであれば、互いにもっとストレートに通じ合えるのではないかな?と思った次第です。

個人的には、外部からのマイナス評価に対して、その評価対象者の属する集団「お仲間」が一段となってこれを排除、遮断、抹殺するような力学が働いているのは、紛れも無い事実だろうと認識しています。
西原さんには、その種の「お仲間」意識がないのだろうことは、今回のやりとりを拝見して察することはできますが、だとしたら、西原さんの周囲にいらっしゃる方々とはかなり違うのだなあと、思いました。

以上、失礼しました。
西原さん、今後も週俳を楽しみにさせていただきますので、今まで以上に開かれた場としての運営を期待します。

wh さんのコメント...

Unknown さん、おはようございます。天気です。

(アカウント名にそうあるので、Unknown さんとした呼びようがありません。あしからず)

1

自分の記事へのコメントについては、目を通すようにしています。批判であれ、お褒めであれ。あと、自分に向けられたコメント。

他については、興味のあるものしか読みません。名義を見て、あとは内容をパッと眺める程度。

コメント欄のシステムの整備(今回の仕様変更etc)は、運営者として義務ですが、それは、コメントをすべて読まなくてはできない、というものではないです。

Unknown さんの最初のコメントで、私(運営者としての私)にとって重要だったのは「Unknown」という捨てアカと思しきアカウント名であって、コメントの内容ではありません。そこで記事に「捨てアカをつくれば、匿名のコメントができるということで、オープン状態とそう変わらないのですね。」と書いたのです。

ちなみに、記事についても、自分が担当したもの以外は、興味のある記事しか読みません。週俳が複数で共同運営していることは、私にとって大きな意義があります。興味のないものまで全部を読まなければいけないとしたら、週俳はやらないし、俳句を嫌いになるかもしれません。

2

すべてにいちいち反応・回答するわけではありません。選択的です。そこのところ、お気に召さないかもしれませんが、ご容赦を。

「菅原慎矢氏の批判コメント」は、おっしゃるとおり、記事にしました。これは批判に反応というより、週俳の10句作品依頼の方法について説明する良い機会と思ったからです。結果、それができてよかったと思っています。

3
(これは前のコメントへの答え忘れ)

「口汚く」「無責任」なコメントは、過去の例がアタマにありました。「直前のコメントのことを指していると受け取られても構わない」という意図はまったくありませんが、そう読まれたとしたら、書き方が悪かったですね。「減りそうです」も「なくわるわけではない」程度の意味でしたが、いま現実に在る、みたいにも聞こえ、この言い方が誤解を生んだようです。反省。

承認制ではなくなって、運営者の目は届かなくなるので、挨拶や深呼吸を提案。カジュアルにいえば、「あとは知らんから、あんまり荒れずに、生産的にやってくださいね」といった気持ちでした(そのわりには、筆致がちょっと意地悪。この点も反省)。

4

匿名/署名について補足させてください。

匿名の意義を活かしたサイトはあります。古くは2チャンネル。ただ、週刊俳句においてどうかというと、いまのところ、「コメントも含め匿名は不向き」という個人的見解です。



Quark さん、おはようございます。

批判の質や内容にかかわらず、仲間を守ろうとするなら、それはサロン的結束ですね。

私自身は、おっしゃるように、サロンや「お仲間」に興味がありませんが(私が興味があるのは俳句。俳人の人間関係や集団論理、俳句世間の動向なんて正直どうでもいいです)、ちょっと観察したり考えてみたりしようと思います。