回天 村上瑪論
黒船の吃水線の四温かな
万延の帆柱すでに氷りたる
門外に雪のざわめく辰の刻
柊を挿して出揃ふ攘夷論
生麦を抜けて屏風のあたりとは
池田屋は間口の狭く寒椿
目貼するあたり蛤御門かな
同盟に裏書さるる風花も
奉還と海鼠の中にありしもの
幕間の時雨となりし鳥羽伏見
2008-01-13
10句作品 テキスト 回天 村上瑪論
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photo by Tenki SAIBARA
回天 村上瑪論
黒船の吃水線の四温かな
万延の帆柱すでに氷りたる
門外に雪のざわめく辰の刻
柊を挿して出揃ふ攘夷論
生麦を抜けて屏風のあたりとは
池田屋は間口の狭く寒椿
目貼するあたり蛤御門かな
同盟に裏書さるる風花も
奉還と海鼠の中にありしもの
幕間の時雨となりし鳥羽伏見
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