草 望月哲土
心身の親に似ない子竹煮草
草の根の運動時間風薫る
人間に尻の大きさ草を刈る
雑草は夏の生き方無衣無縫
夏の草逃亡の時見失う
隣人を愛せずにいる草いきれ
文字多き薬草図鑑梅雨の夜
瑠璃蜥蜴草葉の蔭を出入りする
草魂やピッチャーゴロで夏閉じる
斑猫茫々として草千里
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2008-06-22
10句作品テキスト 望月哲土 草
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
草 望月哲土
心身の親に似ない子竹煮草
草の根の運動時間風薫る
人間に尻の大きさ草を刈る
雑草は夏の生き方無衣無縫
夏の草逃亡の時見失う
隣人を愛せずにいる草いきれ
文字多き薬草図鑑梅雨の夜
瑠璃蜥蜴草葉の蔭を出入りする
草魂やピッチャーゴロで夏閉じる
斑猫茫々として草千里
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