春夕焼 古谷空色
いちわう男子枯蔦の地図壁にあり
枯蘆怒濤工場の錆極む
尻据ゑて湯船きゆと鳴る霜夜かな
幹のチェンソー木屑噴出冴返る
顎まで上ぐるジッパー春夕焼
花の芽の枝より勃ちぬ黒々と
オフィーリア恍惚の?水草生ふ
春雪のざらざら残る医院かな
美少女の美脚に春の河溢る
桃の花猫のまぶたのもう閉ぢさう
●
2010-02-07
10句テキスト 古谷空色 春夕焼
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photo by Tenki SAIBARA
春夕焼 古谷空色
いちわう男子枯蔦の地図壁にあり
枯蘆怒濤工場の錆極む
尻据ゑて湯船きゆと鳴る霜夜かな
幹のチェンソー木屑噴出冴返る
顎まで上ぐるジッパー春夕焼
花の芽の枝より勃ちぬ黒々と
オフィーリア恍惚の?水草生ふ
春雪のざらざら残る医院かな
美少女の美脚に春の河溢る
桃の花猫のまぶたのもう閉ぢさう
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