銀の粉 岡田一実
疾風や焔へ鰹突き入れて
薔薇ピンクイエローのり子美容室
ういてこい三匹乾く窓辺かな
冷房に蘂なき花の揺れどほし
語彙少ないし放課後レタスバーガー
黄蜀葵暮れて砂漠化する砂場
汗あまく匂ひ立ちたる何処かの子
ブレーキ音二度鳴る夜の金魚玉
手花火の火葬を終へて水清し
蛾をつまむ吹かるるままに銀の粉
●
2010-08-01
10句作品テキスト 岡田一実 銀の粉
登録:
コメントの投稿 (Atom)
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
銀の粉 岡田一実
疾風や焔へ鰹突き入れて
薔薇ピンクイエローのり子美容室
ういてこい三匹乾く窓辺かな
冷房に蘂なき花の揺れどほし
語彙少ないし放課後レタスバーガー
黄蜀葵暮れて砂漠化する砂場
汗あまく匂ひ立ちたる何処かの子
ブレーキ音二度鳴る夜の金魚玉
手花火の火葬を終へて水清し
蛾をつまむ吹かるるままに銀の粉
●
0 comments:
コメントを投稿