蒟蒻笑ふ 湾 夕彦
こんにゃくは煮ても炊いても笑ひたる
水面みなきらめきときめきありて夏
みどりなす時に刻まれ木下闇
とりあへずあをい夏空折り紙に
虹二重見しこと夜と昼の夢
鴉の死誰も想はず夏夕べ
大風を竹も水母も笑へるよ
夏畳蓮のごとくに腕立てり
太古より忘れしものや赤き月
雨に月溶けて枕となりにけり
●
2011-08-07
10句作品テキスト 蒟蒻笑ふ 湾 夕彦
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photo by Tenki SAIBARA
蒟蒻笑ふ 湾 夕彦
こんにゃくは煮ても炊いても笑ひたる
水面みなきらめきときめきありて夏
みどりなす時に刻まれ木下闇
とりあへずあをい夏空折り紙に
虹二重見しこと夜と昼の夢
鴉の死誰も想はず夏夕べ
大風を竹も水母も笑へるよ
夏畳蓮のごとくに腕立てり
太古より忘れしものや赤き月
雨に月溶けて枕となりにけり
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