平山雄一 火事の匂ひ
夏の火事ひときは人の匂ふかな
大揚羽イージス艦の入港す
ボサノヴァのごと箱詰めのさくらんぼ
初蝉は夜蝉餃子屋は満員
誠実や植田を区切る美濃の畔
花火また花火パティシエを呼びたまへ
草矢射る神の名のつく岬かな
夏燕工業団地に視察団
浴衣着てどの町からもはるかなり
手花火の幼な子よふとなまめきて
●
2012-06-24
10句作品テキスト 平山雄一 火事の匂ひ
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
平山雄一 火事の匂ひ
夏の火事ひときは人の匂ふかな
大揚羽イージス艦の入港す
ボサノヴァのごと箱詰めのさくらんぼ
初蝉は夜蝉餃子屋は満員
誠実や植田を区切る美濃の畔
花火また花火パティシエを呼びたまへ
草矢射る神の名のつく岬かな
夏燕工業団地に視察団
浴衣着てどの町からもはるかなり
手花火の幼な子よふとなまめきて
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1 comments:
初めてこのサイトを拝見しました。全くの俳句初級者です。
ユーモアがあってペーソスがあってどの句も魅力いっぱいです。
こんなふうに詠めたら良いな との実感です。
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