2012-11-04

2012落選展　01 福田若之　仲間たちと

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週刊俳句 第289号 2012-11-04
2012落選展　01福田若之　仲間たちと
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Posted by wh at 0:07

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1 comments:

ハードエッジ さんのコメント...

コメント欄、1行22文字に気付かず登録
レイアウトが見苦しかったので
空白調整して再登録です。すみません

気になる句、感想、思い出した句、自作などを書きます

無蓋車に海猫が来る救われたよ　　　福田若之

ビール噴く厨二病なのかなあ俺　　　福田若之

のどかだねカチューシャは凶器になるね　福田若之

すいか食べ終えて無意識なんだよ全部　福田若之

　　会話体。
　　私はあまりこういう句を作らないので、
　　興味深く拝見しました

初蝶来何色と問ふ黄と答ふ　　　　　高浜虚子
じゃんけんで負けて蛍に生まれたの　池田澄子


草を摘む教育的な一時間　　　　　　福田若之
　　夏の「草引き」ではない、
　　春の「摘み草」なので、
　　「教育的な」も嫌味がありません
　　次の一時間は草餅作りだったらいいな


社会とかその片隅の小蝿とか　　　　福田若之
　　書き出しの「社会」で身構えますが、
　　刺々しくなくていいです

繭相場度拍子もなく上るとか　　　　高浜虚子
　　「とか」俳句
　　作者名見て驚きます


塔つめたく輝き空想科学の月　　　　福田若之
　　懐かしや「空想科学」

空想科学小説黴に無力なり　ハードエッジ　2012.11.8


へちま咲く雨を知らない火星の人　　福田若之
　　「火星人」でなく
　　「火星の人」で、本物感やや増加
　　タコ型火星人のひょろひょろ姿は
　　糸瓜の間延びした形につながりそう
　　が、わざわざ「へちま咲く」で、
　　ヘチマの花にした点、
　　読み切れませんでした

灯火親し英語話せる火星人　　　　　小川軽舟


ナップザック・セーター・煙草・女の子　福田若之
桃食うて煙草を喫うて一人旅　　　　星野立子

シャープペンシルで書く「さびしい」は霜のよう　福田若之
鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ　　林田紀音夫

以上

2012年11月8日 16:17

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