永末恵子 するすると
まず裏を使い涼しき日なりけり
男から男へらっきょ透きとおる
酢と塩とあとしらなみのほととぎす
右を見て左はげしき青葉かな
つきあたる六月信用金庫かな
ものごころもとより河骨がひらき
短夜の耳に隠れし淡路島
心音のつづきことこと浮巣まで
足して引くそれだけのこと水羊羹
陶枕に穴遠くから人がくる
●
2013-06-23
10句作品テクスト 永末恵子 するすると
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
永末恵子 するすると
まず裏を使い涼しき日なりけり
男から男へらっきょ透きとおる
酢と塩とあとしらなみのほととぎす
右を見て左はげしき青葉かな
つきあたる六月信用金庫かな
ものごころもとより河骨がひらき
短夜の耳に隠れし淡路島
心音のつづきことこと浮巣まで
足して引くそれだけのこと水羊羹
陶枕に穴遠くから人がくる
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