柄長まじりに 本井 英
秋水のせせらいでゐる干潟かな
とびはぜを仕留めてけりな鴫の嘴
途中から猪垣に沿ふ下山道
猪垣の内と外との立ち話
荻わけて釣座へ小径ありにけり
閘門の照らされてゐる夜寒かな
啄木鳥は幹の裏へと行つたまま
城跡や柄長まじりに山雀も
山梔子の色いたらねど稜六つ
高く飛ぶときも鶺鴒波描き
●
2013-11-10
10句作品テキスト 本井英 柄長まじりに
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photo by Tenki SAIBARA
柄長まじりに 本井 英
秋水のせせらいでゐる干潟かな
とびはぜを仕留めてけりな鴫の嘴
途中から猪垣に沿ふ下山道
猪垣の内と外との立ち話
荻わけて釣座へ小径ありにけり
閘門の照らされてゐる夜寒かな
啄木鳥は幹の裏へと行つたまま
城跡や柄長まじりに山雀も
山梔子の色いたらねど稜六つ
高く飛ぶときも鶺鴒波描き
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