曾根 毅 陰陽
骨肉や互いに水を温めたる
陰と陽いずれを選ぶ茄子の紺
日出ずる国の民とぞ柏餅
鶏頭を突き抜けてくる電波たち
角伐りの烏帽子がやけに眩しくて
健全なポインセチアと暮れにけり
力抜いて舌の先まで初詣
寒木を描き己を顧みず
頭とは知らずに砕き冬の蝶
蹄鉄の跡輝けり冬青空
2014-04-20
10句作品テキスト 曾根毅 陰陽
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photo by Tenki SAIBARA
曾根 毅 陰陽
骨肉や互いに水を温めたる
陰と陽いずれを選ぶ茄子の紺
日出ずる国の民とぞ柏餅
鶏頭を突き抜けてくる電波たち
角伐りの烏帽子がやけに眩しくて
健全なポインセチアと暮れにけり
力抜いて舌の先まで初詣
寒木を描き己を顧みず
頭とは知らずに砕き冬の蝶
蹄鉄の跡輝けり冬青空
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