がさごそ 木村オサム
いっせいに蛍を放つ内視鏡
端渓の重みから湧く五月闇
杜若水の匂いの白日夢
ちょび髭の男にもらう蛇の衣
インク壺の中の階段夏の風邪
向日葵と向き合うときの一般論
炎昼の熟練工にピザ届く
踏切でいったん忘れる黒揚羽
なんとなく出がけに覗く扇風機
峯雲やがさごそ探る紙袋
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2014-05-04
10句作品テキスト がさごそ 木村オサム
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
がさごそ 木村オサム
いっせいに蛍を放つ内視鏡
端渓の重みから湧く五月闇
杜若水の匂いの白日夢
ちょび髭の男にもらう蛇の衣
インク壺の中の階段夏の風邪
向日葵と向き合うときの一般論
炎昼の熟練工にピザ届く
踏切でいったん忘れる黒揚羽
なんとなく出がけに覗く扇風機
峯雲やがさごそ探る紙袋
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