2014-10-19

10句作品 大西朋 青鷹

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週刊俳句 第391号 2014-10-19
大西朋 青鷹
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4 comments:

匿名 さんのコメント...

この作者の題材は小さな虫、鳥、植物である。
木犀、石叩、鬼の子、見過ごしてしまいそうな
季語の大切さを再確認させてくれる。
そして、青鷹。しっかりと季語を見ている。

匿名 さんのコメント...

身近な自然の、小さな虫や動植物を題材にしているので、読み手にとってその情景や場面が思い浮かべやすく、親近感を覚える。

匿名 さんのコメント...

作者はきっと日頃から注意深くいろいろなことを見ているのだろうと思います。どの句からも、自然や動物に対する温かい眼差しが感じられました。
木犀の句が特に好きです。

匿名 さんのコメント...

特殊な素材でもなく、表現に技巧を凝らしているわけでもない。
にもかかわらず、この叙情と品格はどうだろう。
ひとつには有季定型の恩寵であり、
もうひとつは作者の観察眼の鋭さ、季語選びの確かさであろう。

黒蟻の巣のふち固く木の実降る

言われてみれば、確かに蟻は「ふち固く」巣を作るのである。
そして季語「木の実降る」の配合によって、
自然科学的事実は寓話に昇華する。

「俳句を読む快感」をピュアにえてくれる作品群である。