かたしま真実 凹み
星読むや木の実の時雨止んでをり
夕暮の通草の赤く凹みをり
日の出時まづ綿虫の舞ひ昇り
山肌の赤き小石や冬晴るる
地を這ひし十一月の針葉樹
しぐるると抱き合ひて飛ぶ雪蛍
大綿のくぐり飛ぶ雨尖りをり
翅たたみ冬青草を歩きけり
竹林の冬日に残る竹の皮
きつぱりと孟冬の森開きけり
2014-11-16
10句作品テクスト かたしま真実 凹み
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photo by Tenki SAIBARA
かたしま真実 凹み
星読むや木の実の時雨止んでをり
夕暮の通草の赤く凹みをり
日の出時まづ綿虫の舞ひ昇り
山肌の赤き小石や冬晴るる
地を這ひし十一月の針葉樹
しぐるると抱き合ひて飛ぶ雪蛍
大綿のくぐり飛ぶ雨尖りをり
翅たたみ冬青草を歩きけり
竹林の冬日に残る竹の皮
きつぱりと孟冬の森開きけり
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