特集「結社・同人誌競詠」 「澤」vs.「街」
ごあいさつ(と、いきさつ)
上田信治
新企画「結社・同人誌競詠」第1回目、「澤」vs.「街」をお送りします。
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話は、私(上田)が、ときどき、それぞれの結社の句会に参加させていただいていたところから、はじまります。
結社の句会は、会員限定であることも多いですが、小澤實さんの「澤」と、今井聖さんの「街」の句会は、ごあいさつをしてうかがえば参加を許されることが多い。
今年の4月の「澤」の句会の二次会で、小澤さんと編集長の望月とし江さんに、お酒が入っているのをいいことに、いろいろ好きなことを申し上げていました。
上田「俳壇で知られていなくても、結社の中で充実している方って、いらっしゃいますよねー。パっと目立つ人は、順番に総合誌とかで紹介されていきますけど、たまたま年齢や順番で、よその人は知らないだろうけど、っていう方、たくさんいますよ、『澤』もほら、あの方とかあの方とか。あ、そうだ、だから、結社特集って、やらせていただくといいのかも。」
望月さん「先生、先生、上田さんがかくかくしかじか」
小澤さん「おお、いいね」
あ、これは、ひょんなことから、企画が決まった。
数週間後、望月さんと相談して特集の第1回を段取りしていたら、小澤さんから電話がかかってくる。
小澤さん「あれ、あんまり、おもしろくないんじゃないかなー」
上田「ええー」
小澤さん「うんうん。結社対抗とかにしたほうがいいよ」
上田「対抗ですかー、おだやかじゃないですねえ」
小澤さん「いや、ぜったいそのほうがいいって。うんうん。で、題を出して、3句づつとかがいいかな」
上田「なるほど、それも、ありですねー」
小澤さんと話しながら、そのとき、頭に浮かんでいた名前がありまして。
そう。「街」の今井聖さん。
………ぜったい乗ってくださりそう。
即座にご快諾をいただきました。
今井さん「やりましょう!」
上田「ありがとうございます」
今井さん「なんでもやりましょう!!」
上田「ありがとうございます」
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というわけで、結社・同人誌作品特集の第1回は、「澤」vs.「街」と決まりました。はじめに声をかけさせていただいた関係上、1回目は「澤」先攻とさせていただきます。
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「題」を出して3句ぐらいという、小澤さんのご提案だったのですが、小誌10句作品の欄は、まとまった作品発表の場でありたい→やはり7句はほしい。
そこで「題」を、いわゆる題詠の題ではなく、7句全体のタイトルにしていただきました。
これ、ちょっと俳句の「題」として、新しいでしょ?
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2誌の競詠は、今号をふくめて4号、9月いっぱい続き、毎週「題」は変わります。
毎回ご登場の作者の方が、7句にこの題をどう響かせているか、ここも読みどころだと思います。
ところが、「澤」の池田瑠那さんは、たまたま、この夏オーストラリア旅行へ行かれたのだそうで、えー、なに、その引きの強さ。
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小澤様、今井様、そして両誌の、望月編集長、竹内編集長、ほんとうにありがとうございます。
この特集、引き続き各誌にご協力をお願いしていきたいと考えております。
どうぞ、今後とも、お楽しみに。
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2016-09-04
特集「結社・同人誌競詠」 「澤」vs.「街」 ごあいさつ(と、いきさつ) 上田信治
Posted by wh at 0:10
Labels: 「結社・同人誌競詠」, 上田信治
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1 comments:
上田さま、このたびはお世話になります。
豪州旅行では野生のコアラやカンガルーも見かけましたが、「有袋類より何より……、羊……、羊はイネガー!(なまはげ風)」という思いでした。ナマの羊さん達、じっくり観察して来ました。
他のお三方それぞれの「羊」、興味深く読みました。いろいろとイメージが広がるお題でしたね。
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