中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第21回 ベートーヴェン「皇帝」
天気●あのね、このまえ、福田若之くんにジミ・ヘンドリックスの話を聞いたんです。私、ジミヘンは若い頃はあまり聞かなかったのですが、オトナになってからのある時期、朝、仕事を始めるとき、「さあ、なにがなんでも元気を出さなくちゃ」というときに、よくジミヘンを聞いていたんです。
憲武●ぼくはジミヘンと誕生日が一緒なんですよね。そのことを知って以来、なんか親近感あるんですよ。
天気●誕生日が一緒だと、そうなりますよね。私は、ショパン猪狩と誕生日が同じ。
憲武●おお、いにしえのレッドスネークカモン。因みにジミヘンの生年の1942年はポール・マッカートニーの生年でもあります。はい。
天気●でね、もうひとつ「朝の元気」のために聞いていたのが、グレン・グールドの「皇帝」なんです。
天気●これ、気分が上がるんですよね。
憲武●この指揮者のカレル・アンチェルって人、一番最初に買ったクラシックのレコード「新世界より」の指揮してました。理知的な音を出す人ですね。
天気●グールドの皇帝はストコフスキー指揮のほうが有名のようですが、YouTube でたまたま。それはそうと、憲武さんは、ありますか、朝の栄養剤みたいな音楽。
憲武●その時々でいろいろあります。スガシカオの「リンゴジュース」だったりとか、ペレス・プラド楽団だったりとか、レッド・ツェッペリンだったりとか。
天気●ペレス・プラド! マンボナンバー5で「ウッ!」とかって叫んだりするの?
憲武●心の中で、合わせますね。意外と高い声で。それは電車の中だったりするからなんですが。心の中は自由です。
天気●自由ですねー。
憲武●あとはホルストの「惑星」。とりわけ「天王星」がいいです。上がります。心のダークサイドも含めて。
天気●ダークサイド、深そう。
(最終回まで、あと980夜)
(次回は中嶋憲武の推薦曲)
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