2019-03-24

空へゆく階段 №8 解題 対中いずみ

空へゆく階段 №8 解題

対中いずみ


「水無瀬野」の「虚子一句」はこれで終わる。「水無瀬野」は五句を半頁に記しているので、ちょうどその分量の文章だ。たぶん、投句者が奇数であった場合の埋め草の用もなしたのだろう。

当号の掲載句より。

水遊びする子に先生より手紙  田中裕明

芋の露はしるに口の開きけり  同

踊子のなかに吾子ゐてしづかなれ  同


≫田中裕明 虚子一句

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