2020-03-29

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 ボストン「ドント・ルック・バック」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
ボストン「ドント・ルック・バック」


憲武●外出を控えるよう要請の出ている昨今な訳で、モヤモヤしてます。で、大音量の中に身を置きたいと思う訳だ。訳です。で、ボストン「ドント・ルック・バック」。


憲武●高校の時、ツェッペリンとかクリーム、ディープ・パープルなど聴いてたんです。そしたら渋谷陽一がラジオで「昔の物を聴いて後ろ向きになるのは不健全だから、いま活躍してるものを聴いた方が健全だ」みたいなこと常々言ってて、ツェッペリンはまだその時現役だったんですけど、その言葉がどこかで引っかかってたんでしょうね。ボストンをレコード屋で手に取ってみたんです。

天気●ロックロックな好みだったんですね。ちょっと意外。

憲武●ファーストアルバム(more than a feeling, 1976)の出来がよかったので、セカンド(don't look back, 1978)も聴いたんですけど、更によかった。ご紹介の曲はセカンドからです。

天気●このバンド、よく売れたので、名前は当時から知っていましたが、ほとんど聴いたことがないです。

憲武●ボストンのヴォーカルは何人か変わってるんですけど、亡くなったブラッド・デルプが一番よかったと思ってます。見た目はあまり好みではないんですが。声がいい。

天気●亡くなったんですね。2007年に自殺と、Wikipediaにあります。

憲武●聴いてみて分かると思いますが、ステージ上でも原盤そのままの音を出していて、テープか?と思ったほどで。

天気●はい、完成度の高いライブですね。

憲武●同時代のバンドにはフォリナー、スティクス、TOTO、ジャーニーなどいたんですけど、未だにボストンのセカンドはヘビロテしてます。ま、単純に好みとしか言えないんですが。


(最終回まで、あと863夜)
(次回は西原天気の推薦曲)

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