【空へゆく階段】№82
後記 291号
田中裕明
「青」第291号(1978年12月)より転載
今月三日は、がきの会の吟行会で南大阪の滝谷不動へ行きました。総勢六名の気楽な吟行です。駅から不動までの道の両側の家は縁台の上に蜜柑や柿を並べて売っています。いかにも「うちの蜜柑山で獲れた蜜柑だよ」という感じです。実際の吟行地は、不動よりも奥で、道は落葉が湿っていて滑りやすいので、皆ゆっくりと歩きます。ひらけたところは冬田で、もう少し行くと涸れ池があり、底に溜った水から亀が首を出しています。さて、俳句の出来はどうだったのでしょうか。
がきの会では月に一度吟行しています。何処か吟行に良いところがありましたら、お教え下さい。
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