後記 ◆ 村田 篠
気がつくと12月でした。こうやっていつの間にか歳をとっています。
今年は、著名人の訃報がいつにもまして耳に入ってきて、そのたびにいろいろと思うことの多い一年でした。若い頃から親しんだドラマの脚本家、山田太一のつい先日の訃報は、大往生と言っても差し支えないご年齢ではありましたが、少しこたえました。残念です。
若い方たちについてゆくことからは、もうとっくに降りているのですが、生きている間は、なにかに熱中していたいと思う日々です。句会に出て、ときどき旅行をして、できるだけ映画館に出向いて映画を観る。こんなふうに書いてしまうとあまりにもありきたりで笑ってしまいますが、まあ、そんなことを希望し、感じながらの毎日です。
来年も健やかに俳句をつくり、俳句のことを話せる1年でありますように。
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それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.867/2023-12-3 profile
■中矢 温 なかや・のどか
1999年愛媛県松山市生れ。「楽園」同人、現代俳句協会所属。2023年8月からブラジルのサンパウロ大学に半年間の留学中。
■小野裕三 おの・ゆうぞう
大分県生まれ。「海原」「豆の木」所属。英国王立芸術大学(Royal College of Art)修士課程修了。句集『メキシコ料理店』(角川書店)、『超新撰21』(共著・邑書林)。現在、国際俳句協会評議員および英国俳句協会(British Haiku Society)会員。
■瀬戸正洋 せと・せいよう
1954年生まれ。れもん二十歳代俳句研究会に途中参加。春燈「第三次桃青会」結成に参加。月刊俳句同人誌「里」創刊に参加。2014年『俳句と雑文B』、2016年句集『へらへらと生まれ胃薬風邪薬』、2020年句集『亀の失踪』刊。
■鈴木茂雄 すずき・しげお
堺市在住。「Picnic」「KoteKote-句-Love」所属。Twitter「ハイク・カプセル」http://twitter.com/haiku_capsule
■箱森裕美 はこもり・ひろみ
栃木市生まれ。「炎環」、「紫」、詩歌句同人Qai〈クヮイ〉 所属
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
■西原天気 さいばら・てんき
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」
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