【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】
アンジーヌ・ドゥ・ポワトリーヌ「Sarniezz」
天気●ヘンテコリンな人たちを見つけたので、それを。
天気●一見しただけで、とてもヘンです。全身ドット柄。これだけ話題沸騰です。実際、今年に入ってSNSで注目され、7月のフジロックへの出演が決まっているそうです。
憲武●すべてドットですね。楽器も。ステージも。あと特徴的な鼻。
天気●やっていることは、とにかかくややこしい。こっちとらにはまるでわけのわからない変拍子。で、この複雑な曲をきっちり弾きこなす。ギター/ベースの人がルーパー(一定の音型を繰り返す足もとのエフェクター)を駆使して、何人ぶんかのアンサンブルを奏でます。
憲武●なんかこう、前半のゆったりとしたベースのフレーズが、後半のテンポが早くなってからも頭の中でずっとループしてて、音が何重にも聞こえてくる感じです。
天気●ほかにもヘンなところがたくさんあります。見逃しがちなのですが、ギターがヘンです。よく見てください。フレットがやたら多い。おそらく半音の半分、4分の1音刻み。何を狙ったのか(例えば中東には4分の1音を使う音階があります)、理解が追いつきません。
憲武●なんかおかしいと思ってたのは、そういうことでしたんですね。なるほどフレットが多い。
天気●あと、注目が、足もとのエフェクターのつまみを足の指で操作する。これは初めて見ました。ともかく、ひぇー! とびっくりさせられてばかりです、この人たちには。
憲武●足の指はそういえばなかなか使ったことないですね。
天気●「Angine de Poitrine」はフランス語で狭心症という意味だそうです。カナダのフランス語圏(ケベック州)出身だから、フランス語なわですが、バンド名/ユニット名からして、まがまがしくて、曲者です。ヘンテコリンな人たちがいっぱい出てきてほしいです。世界中から、どの分野にも。
(最終回まで、あと566夜)
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