2008-10-19

後記+プロフィール 078

後記 ● 村田 篠 


今日は、自宅の近くであった吟行会に参加してきました。
いつも見ている風景ですが、そういう場所でも、何人かの人たちと一緒に歩き、会話をしたりすることで、同じいつもの風景に新しいなにかが加わり、その日につくる俳句に少なからず反映されます。

誰と会い、歩き、どんな会話を交わしたか。
そんなことが、その日につくる俳句に影響する、ということが、私にはなにやら、とても面白く感じられます。

もちろん、ひとりで歩き、または部屋にいて、ひとりで俳句をつくるのと、どちらがいいか悪いか、というような話ではありません。
ただ、ちょっと思うのは、俳句には、その場から「授かる」という一面が、ほかの文芸よりはすこし色濃くあるのかな、ということです。

今日でなければ、この句はできなかったかもしれない。
そんな要素が強いこともまた、俳句にやみつきになってしまう理由のひとつのような気がします。

  ●


今週号の10句作品は、2冊目の句集『月の茗荷』を今年上梓された鳥居真里子さんです。
ほかにも、「俳句を読む」記事がそろいました。秋の夜長、どうぞ読む愉しみをご満喫ください。

  ●

「落選展」の出品〆切は10月20日。駆け込み大歓迎。まだ間に合います。ご参加をお待ちしています。

  ●

では、また、次の日曜日にお会いしましょう。



no.078/2008-10-19 profile


■鳥居真里子 とりい・まりこ
1948年東京に生まれる。87年「門」入会。97年「船団」入会。俳人協会会員。句集に『鼬の姉妹』(2002年)、『月の茗荷』(2008年)。

■三宅やよい みやけ・やよい
1955年神戸市生まれ。現代俳句協会会員。「船団の会」会員、「豆の木」に参加。句集『玩具帳』『駱駝のあくび』。清水哲男『新・増殖する俳句歳時記』木曜日担当。

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。小池正博と二人誌「五七五定型」を年に一度出す。昨年11月に、第二号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで(定価なし)。その他、「もとの会」、「北の句会」、「樫句会」、「逸」、「垂人」に参加。 サイト「野口家のホームページ」http://www.saturn.dti.ne.jp/~ngyutaka/

■かまちよしろう かまち・よしろう
漫画家。1949年静岡県生まれ。早稲田大学漫画研究会、谷岡ヤスジのアシスタントを経て漫画家デビュー。代表作「こにくらじいさん」。現在、俳句と漫画のコラボをめざしたブログ「漫俳」を展開中。http://manhai.blog118.fc2.com/

■水内慶太 みのうち・けいた
1943年12月4日北京市生まれ。82年、上田五千石に入門、88年「畦」同人。90年俳人協会会員。97年「畦」終刊。98年「銀化」創刊、中原道夫に入門。99年「銀化」同人。句集『月の匣』。

■野口る理 のぐち・るり
1986年生まれ。文学部哲学科専攻。

■澤田和弥 さわだ・かずや
1980年生。「天為俳句会」所属。

■藤田哲史 ふじた・さとし 
1987年三重県生まれ。澤 http://www.sawahaiku.com/ 、東大俳句会 http://haiku.tubakurame.com/ に所属。

■菊田一平 きくた・いっぺい
1951年宮城県気仙沼市生まれ。「や」「豆の木」所属、俳句「唐変木」代表。現代俳句協会会員。句集『どつどどどどう』、『百物語』(最新刊)。

■小林哲也 こばやし・てつや
1957 年兵庫県伊丹市生まれ。サイト"April in Snow" http://www.asahi-net.or.jp/~dg2t-kbys/(現在、更新停止中)、ブログ"豆腐に柳" http://tkbys.blog45.fc2.com/ を細々と運営中。

さいばら天気 さいばら・てんき
1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。1998~2007年「麦」在籍。現在「豆の木」会員。現代俳句協会会員。ブログ「七曜堂」、「俳句的日常




0 コメント: