2010-08-22

高校生たちの俳句甲子園 福井蒼平

【高校生たちの俳句甲子園】
俳句の魅力の旅~二日間、愛媛にて

福井蒼平



『朝顔やそうだ家出をしてみよう』

この句は、私達水沢高校が決勝リーグで対戦させていただいた愛媛県立今治西高校の方の句で、私が二日間の俳句甲子園で、最も印象に残った句である。

この句の景は、家庭内で喧嘩をし、一晩たった次の日の朝、一番に咲く朝顔をみて、『そうだ、家出を』と思いたつ事なのだと思う。

家出、という重いイメージに朝顔、という爽やかなイメージは一見そぐわない感じだが、この句では逆にすっきりまとまっており、又似つかわしい。
なんとなく夏の冒険を想起させ、家出から帰ってくるころには、作者は何かを得て帰ってくるのだろう。
一目見て凄い、と感じた句であった。

今回の大会で、改めて俳句は素晴らしいなぁと感じたが、その背景にはやはり、多種多様な人間の性格、物事の捉え方があるからなのだと思う。
そして、他の誰かがいるから俳句は楽しいものなのであり、好きになっていくのだと私は感じた。
多くの事を学ぶことができた大会であった。

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