2018-07-15

〔今週号の表紙〕第586号 関西 久留島元

〔今週号の表紙〕
第586号 関西

久留島 元


神戸に育って、滋賀に住んで、京都・大阪へ通う、という生活をしている。和歌山はあまり縁がないけれど、まあ関西の交通網にはお世話になっている。

関西は京(滋賀を含む)・摂津(兵庫の南・大阪の北)・和泉河内(大阪の南)の文化圏が入り組んで併存していて、さらに播州・丹波・丹後はそれぞれ独立しているところがあり、案外距離があるというか、もっとお互いが行き来しあえばよいのにと思う。

明治・大正のころに「上方俳壇」とか「大阪俳壇」と名乗って交流していた人たちは、地域というより流派でお互いの距離を測っているようなところがあるけれど、実際は近所で付き合いがあったり、逆に文化圏が違ったから交流してなかっただけだったり、そういうのは同時代の空気でないとわからないこともあるんだろう。

写真は特に関係ありませんが、京都・国際会館(地下鉄最北端)で撮った夕景。

あ、7/22開催の「オルガン14号」刊行記念トーク&句会の会場・梅田蔦屋書店のはいっているルクアイーレはこんなところです。



小誌『週刊俳句』ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら

0 comments: