2018-07-15

後記+プロフィール586

後記 ◆ 久留島元

こんにちは、久留島元です。

週刊俳句がウェブマガジンであって紙の媒体とは違う良さがあると思うのは、なんといっても毎週アップされること。

当たり外れや分量の多寡があってもいい無料コンテンツならではのゆるさ、記事掲載までの時間が短いスピード感、バックナンバーをいつでも見られるアーカイブ性、そういったウェブマガジンならではの企画が「丸ごとプロデュース」ではないでしょうか。

編集人ががらっと変わる実験精神、がらっとカラーも変わる。

「週刊俳句」は比較的風通しのいい場ですが、それでも同じ編集部なら、おのずから仲間意識は出てくるし、そこに党派性みたいなものを感じる人もいるかもしれない。

紙媒体で、一号まるごと編集長変えるのは大変ですが、「週刊俳句」には幸い「丸ごとプロデュース」という企画があるのだから、もっと利用する人が増えれば、バラエティが広がって良いのになあと、常々思っているだけでは始まらないので、週俳編集人にお願いして、やらせてもらうことにしました。

今回原稿をお願いしたメンバーは、私が普段面白いな、と目をつけている人たち。
お互いの面識、共通項は、あったりなかったり。一ヶ月ほど前に思いついて順次お願いしたところ、全員快く協力いただきました。ありがとうございます。

さて、対談記事では鴇田さん、福田くんと「オルガン」メンバー何人かをとりあげて批判もしましたが、実は来週は大阪でその「オルガン」メンバーと一緒に勉強会&イベントをします。

節操なしと笑うなかれ、異なる俳句観がぶつかる瞬間を目撃されたい(笑)。

21日は勉強会、「句集はどこへ行くのか」。

22日は公開トーク&句会。

詳細は各HP、チラシをご参照ください。22日の公開句会の投句〆切は、明日16日です。投句なしの見学のみでももちろんご参加いただけます、ぜひぜひ。

では、今週末の大阪で、皆さまのご来場をお待ちしております。


no.586/2018-7-15 profile

■久留島元 くるしま・はじめ
1985年1月11日生。「船団」会員。関西現代俳句協会青年部部長。
blog「曾呂利亭雑記」http://sorori-tei-zakki.blogspot.jp

■紀本直美 きもとなおみ
1977年広島生まれ。「船団」会員。 句集『さくさくさくらミルフィーユ』。紀本直美の俳句ブログ https://kimotonao.exblog.jp/。Twitter:@kimotonaomi

■西村麒麟 にしむら・きりん
1983年大阪市生まれ。「古志」所属。

■吉田竜宇 よしだ・りゅう coming soon
1987年生。第53回短歌研究新人賞受賞。「翔臨」所属、竹中宏に師事。

■高田獄舎 
1992年生まれ。15年「海程」入会、18年、新人賞を貰えなかったので「海程」退会。
同年、第5回裏・芝不器男俳句新人賞受賞。

■中山奈々 なかやま・なな
1986年5月生まれ。太陽の塔の街で育ち続ける。「百鳥」「里」同人。

■松尾唯花 まつお・ゆか
1991年生まれ。短歌誌「ポトナム」、京大短歌OG。
同志社女子大学在学中、俳句をはじめる。2018年、俳句同人誌「カリカルパ」発行。
第14回鬼貫青春俳句大賞優秀賞。

■木田智美 きだ・ともみ
1993年生まれ。大阪府出身。関西俳句会「ふらここ」「奎」所属。

■川嶋健佑 かわしま・けんすけ
1993年大阪府生まれ。船団の会、里、大阪俳句史研究会に所属。個人誌「つくえの部屋」発行人。4月より松野町立芝不器男記念館勤務。

■中西亮太 なかにし・りょうた
1992年生まれ。東京在住。「艀」を経て、現在無所属。

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