2018-10-07

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 森高千里「SO BLUE」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
森高千里「SO BLUE」


憲武●ジャケ買いしたCDが、ヘビロテ盤になってしまう事って、まあありますよね。森高千里の「TAIYO」というアルバムがそうでした。その中から「SO BLUE」


憲武●このアルバム、江古田のbook offで300円で入手しました。ジャケットが見る角度によって写真が変わるレンチキュラー画像なんですよ。

天気●あ、なつかしい。子供の頃、不思議だった。いま、小さな定規でソレ加工のやつ持ってますよ。



憲武●すごい定規だ。この「SO BLUE」って曲、the beatlesの「HEY BULLDOG」の印象的なギターリフが随所に散りばめてあります。

天気●ほんとだ。

憲武●アルバム全体的にビートルズテイスト溢れる仕上がりになってます。最後は「HERE COMES THE SUN」歌ってますし。森高千里自身ビートルズが好きなんですよね。他のアルバムでは「私と私の猿以外誰でも隠し事を持っている」もカヴァーしてます。

天気●その曲のカヴァーって、聞いたことがないですね。

憲武●そうですね。あまり聞いたことないです。でもやってる人はやってると思います。森高千里のカヴァーはこんな感じ。


憲武●全15曲中、13曲が森高千里の作詞、4曲は作曲も担当してるんですが、詩が面白いんです。これとか。


憲武●「あー、面倒くせえ」とか妙にリアルなんですよね。

天気●これ、どんな家業を継いだのか、知りたいですね。それがわかるよな歌詞なりPVの演出があればいいのに。

憲武●そうですね。熊本時代に森高千里の周りにモデルがいたんでしょうかね。初期のアルバムタイトルも「非実力派宣言」「古今東西」とユニークなものです。

天気●調べてみると、「非実力派宣言」は、南沙織「17才」やカーネーションの「夜の煙突」をカヴァーしてたり、おもしろそうですね。1989年ですか。アイドルのアーティスト化のハシり?

憲武●うーん、その辺でしょうかね。最近では指原莉乃など、いろいろいますね。「ペパーランド」あたりから、ドラムだけでなく、ギター、ベース、ピアノなどマルチプレイヤーの才能も発揮し出して、只者じゃないなと思いました。


(最終回まで、あと931夜) 
(次回は西原天気の推薦曲)

0 comments: