後記
俳句とは? 辞書にはこうあります。五七五の三句の定型から成り、季語を含むことを約束とする日本独自の短詩型文芸(大辞林)。でも、五七五じゃない俳句もたくさんあります。季語のない俳句もあります。日本発祥ではありましょうが、いまやたくさんの国で日本語以外の俳句が作られているようです。
俳句から、五七五という定型、季語、日本独自という要素、それらをぜんぶ取り去って、それでもなお残るものがあるか? あるとすれば何が残るのか?
個人的には、その「残るもの」が何なのかを知りたくて、俳句とのつきあいを続けている、というところがあります。ひょっとしてその「残ったもの」がいちばん大事なものなのではないかと思ったりもします。皆さんは、どうですか?
それでは、また、次の日曜日にお逢いしましょう。
(さいばら天気 記)
no.004/2007-5-20 profile
■長谷川 裕 はせがわ・ゆたか
1950年東京生まれ。「百句会」世話人。句集に『彼等』(2003年)。
■橋本 直 はしもと・すなお
1967年生。「豈」同人、「鬼」会員。
サイト「俳句の創作と研究のホームページ」 http://homepage1.nifty.com/haiku-souken/
■上田信治 うえだ・しんじ
「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。
ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/
■山本勝之 やまもと・かつゆき
舞鶴出身。「月天」「百句会」所属。
■お気楽堂 おきらくどう
俳句歴1年半。QBOOKS俳句バトル参加。
サイト「お気楽堂本舗」 http://honpo.tesque.com/
■佐山哲郎 さやま・てつろう
俳号、烏鷺坊、なむ。句誌「月天」同人代表。句集に『じたん』(2001年)、『東京ぱれおろがす』(2003年)。
■さいばら天気 さいばら・てんき
播磨国出身。1997年「月天」句会で俳句を始める。句集に人名句集『チャーリーさん』(2005年)。
ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/
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2007-05-20
後記+主演者プロフィール 004
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起動の時 by民也
夏星のトリガーを引く巨兵かな
爆煙や腹よじのぼる菖蒲太刀
乗り初めの操縦席や草いきれ
正面モニター塞ぐ武者人形
炎昼の装甲耐うる連被弾
習ふより慣れろ操縦鴉の子
装備火気どれだどれだよ浮いてこい
寄する炎暑モニターすでにはみ出せり
しろがねの腕一蹴す火取虫
背後への追ひの一閃夏嵐
握りたる操縦桿を粽とす
追加です。
形代の身を起こす人型兵器
「寄する炎暑~」と「しろがねの~」の間に入ります。
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