後記 さいばら天気
今年の4月に創刊した『週刊俳句』は、なんとか次の年、2年目を迎えられそうです。
この号のこの「後記」という記事には、一年を締めくくるような内容が必要なのでしょうが、なにぶん、根がいいかげんなので、オフィシャルな挨拶は苦手です。
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今週の haiku mp(表紙の下の動画)のテーマは「笑顔」。今日明日あたりはチャプリンの書いた名曲「スマイル」という曲です。チャプリンという人は、このほかにも「ライムライト」など、すばらしい曲をいくつも書いています。すごい人ですね。
年をまたいで、どんな笑顔が動画に登場するか。お楽しみください。
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さて、次の日曜日は、もう来年です。みなさま、良いお年をお迎えください。
no.036/2007-12-30 profile
■堀本 吟 ほりもと・ぎん
1942 年犬山市生。松山市に育つ。生駒市在住。1983年、坪内稔典、攝津幸彦等の「第五回現代俳句ゼミナール」を聞きに行き、はまる、「船団」から「豈」へ。 そのまま現同人。大阪で「北の句会」、「ヒコイズム研究会(読書会)」など参加。川柳と俳句、短歌のジャンルを超えた交流の模索をつづける。豈関西編39 -2号の編集。評論集『霧くらげ何処へ』(1990/深夜叢書社)。
■ひらの こぼ
1948年京都生まれ。「銀化」同人。著書『俳句がうまくなる100の発想法』(草思社)。
■小野裕三 おの・ゆうぞう
1968年、大分県生まれ。神奈川県在住。「海程」所属、「豆の木」同人。第22回(2002年度)現代俳句協会評論賞、現代俳句協会新人賞佳作、新潮新人賞(評論部門)最終候補など。句集に『メキシコ料理店』(角川書店)、共著に『現代の俳人101』(金子兜太編・新書館)。
サイト「ono-deluxe」http://www.kanshin.com/user/42087
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ1960年生まれ。「炎環」「豆の木」1998年、炎環新人賞。99年、炎環同人。03年、炎環退会。04年、炎環入会。来年、二回目の同人。
■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/
■さいばら天気 さいばら・てんき1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。句集に人名句集『チャーリーさん』(私家版2005年)。ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/
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2007-12-30
後記+プロフィール 036
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秋の声(改訂版) by民也
夕暮れて頭の上を群雀
ひぐらしや次々太鼓置く舞台
枹持てば構へおのづと盆祭
虫の声に加はりませう牛の皮
秋の声腕のなすまま鼓膜打つ
はね違ふ枹の旋律涼新た
秋星や鉦凛として一本気
息合うて鼓鳴野分となりにけり
和太鼓の腹ぞ揺るがす秋の土
打ち止めのさても笑むなり秋の宵
※ストライク・ゾーンの部、自己ベスト更新中。
正月前倒し八句 by民也
レッドスネーク巫女に応募や伸ばす髪
レジ脇の眺めるだけのぽち袋
幼子を討ちたる者の年用意
新しき開戦日なく年送る
去年今年星新一の一話二話
光年を零と数へて初日かな
元日の制服ならばあせ臭し
鏡餅パックの内にありぬべし
※岩木・ゾーンの部、自己ベスト五里夢中。
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