ひとのことばに
ほりもと ぎん
ひとのことばに
なれるためには
じかんがかかる
ひとのことばは
そのひとだけが
わかるたぐいの
めちゃめちゃな
ひとりよがりの
ぶんぽうである
わかるたんごで
いってることも
あるのだけれど
なんといっても
せけんしらずの
ままでもちいる
むこくせきごは
ただちにそこの
みえすいてくる
たぐいのことば
ぶんぽうなんか
めちゃめちゃで
つながりかたも
ぶんせつじたい
おれくぎのよう
まったくへんだ
まあねたとえば
げんせいじんが
マンハッタンを
あるいてまわり
M・モンローの
キーホルダーを
ねぎりたおして
とくいになって
そんなこうけい
そうぞうしてよ
そんなつまらぬ
グローバリズム
こうりゅうなど
いや
なのだけれども
しかしじんごは
ちょうごならず
かならずわかる
コミュニケート
できたわけでさ
えいごではなく
にほんのことば
でもないげんご
そういうへんご
へんなことばに
ひとがはんのう
してゆくことは
たいへんゆかい
な
ことなのだろう
でもわたしには
ひとのことばが
なかなかいつも
わからないのだ
ひとのことばに
なれるためには
じかんがかかる
ひとがきらいだ
ひとのことばも
ひとつひとつが
きになってきて
とうとうついに
ぶんぽうという
せいどじたいが
きらいになるの
だ
おわり。
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2010-05-23
ひとのことばに ほりもとぎん
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