8.19 短冊供養レポート
2010年8月19日(ハイクの日)、東京根岸の西念寺において、恒例行事、短冊浄焚会(短冊供養)が厳修されました。
当夜7時、本堂における住職副住職(子規奉賛根岸俳句会)による読経後、境内の倶会一処永代供養堂前にて、短冊浄焚。
その後、参加者(26名)は、1時間にわたって、日本橋三越本店にしか売っていないという「超高級線香花火」に興じました。
また、この日、行われた短冊大賞選考は、東大大学院教授(芸能史)の古井戸秀夫氏、装丁家の間村俊一氏の二名を特別選考委員に迎えて厳正に行われ、結果、『月天』同人のかまちよしろう氏の春の句、「逃げ水やこの世ゆっくり溶けている」に決定しました。
本誌でもおなじみの、かまちよしろう氏は、現在、4コママンガ「ゴンちゃん」を、静岡新聞・山梨日々新聞、北日本新聞・福島民報・宮崎日々新聞・新日本海新聞・山形新聞・長崎新聞・岐阜新聞の朝刊に、そして中国新聞、神戸新聞の夕刊にそれぞれ連載中の気鋭のマンガ家です。
なお次点には祐天寺大将の異名を持つ長谷川裕氏(句集『彼等』)の「あぜ道に水原弘が落ちていた」が入り、「たちどまりたちどまりつつ秋の句は」(百花)、「あさがほの蔓の伸びをりとどかざり」(佳世乃)、「けふ猫がひとつ歳とる木槿かな」(篠)などの句が僅差で続きました。
写真:長谷川裕
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2010-08-22
8.19短冊供養レポート
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