魚の粗をしゃぶる会が詠む 富沢巧巳
車窓籾夜籾に麦酒旨い哉
暢気哉マタチエプ喰う舌鼓
寒の威ぞ臓を彫刻さて祝祭
鰤の粗大根茹だる平和事
金木犀悲しき刹那蝉に優る
嵐一過嗚呼物凄き地獄哉
御節なりとつぶやきつつ鬼笑う
アメ横へ参る準備よ秋時雨
ぽつねんとみつけたヘチマいとをかし
橿鳥啼く想いをめぐらせ惰眠床
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2010-11-28
テキスト版 投稿作品 富沢巧巳 魚の粗をしゃぶる会が詠む
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
魚の粗をしゃぶる会が詠む 富沢巧巳
車窓籾夜籾に麦酒旨い哉
暢気哉マタチエプ喰う舌鼓
寒の威ぞ臓を彫刻さて祝祭
鰤の粗大根茹だる平和事
金木犀悲しき刹那蝉に優る
嵐一過嗚呼物凄き地獄哉
御節なりとつぶやきつつ鬼笑う
アメ横へ参る準備よ秋時雨
ぽつねんとみつけたヘチマいとをかし
橿鳥啼く想いをめぐらせ惰眠床
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