2010-12-26

週刊俳句2010年アンソロジー84人84句〔1/3〕

週刊俳句2010年アンソロジー 84人84句

〔1/3〕


※新年詠、落選展出品作は割愛させていただきました

むさし野は男の闇ぞ歌留多翔ぶ 八田木枯 第141号

冬帽が飛んだマイケルジャクソンも 坪内稔典 第141号

挨拶のこころが大事 季語よりも 筑紫磐井 第141号

臍のあたりを緊張させて初日記 樋口由紀子 第141号

ベルギービールマグナムボトル春着に注ぐ 小澤實 第141号

白雲真上からも見られグーグルのロゴ新年 関悦史 第141号

薄紙に大吉を刷る印刷所 佐藤文香 第141号

鳥渡るまだ名を持たぬ嬰抱けば 明隅礼子 第143号

馬小屋を丸太に戻す冬の雨 三木基史 第145号

鳥葬を眺めそれから打合はす 谷 雄介 第145号

ねんねこをおろせばその子歩きをり 田中英花 第146号

尻据ゑて湯船きゆと鳴る霜夜かな 古谷空色 第146号

かの人の賀状もう来ずもう出さず 伊藤伊那男 第147号

霧の原野少年ところどころジャンプ 西村我尼吾 第148号

ハイヒールの踵がもげて蝶生まる 三浦 郁 第148号

年の酒「またねえ!」と貴女凍てるなよ 守屋明俊 第149号

真白な宇宙の果ての春の雪 小倉喜郎 第149号

それもよかろう男根は懐かしい虹 裏 悪水 第149号

湖底より数多の瘤が浮いてくる 石部明 第150号

一般的に言えばかわいいくそじじい 石田柊馬 第150号

皇族のYら結構くたびれ万年 渡辺隆夫 第150号

ぴくぴくピンク唯一の起動力である 小池正博 第150号

ポケットに見知らぬ人の手がありぬ 広瀬ちえみ 第150号

曇天や遠泳の首一列に 曾根毅 第151号

漬けられしハブの薄目や春の地震 山下つばさ 第151号

かげろふに鳥の入りたる悼みごと 石嶌 岳 第152号

あかときをまず水仙へ告げにゆく 長田美奈子 第152号

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