後記 ● 村田 篠
先週、「週刊俳句」は4周年を迎えたのですが、そのことをスタッフの全員が忘れていて、天気さんから「そういえば」とメールが来てはじめて思い出したのでした。
今号のラインナップを見ると、創刊から4年後のいまも、本誌は発言、意見交換の「場」としての役割をなんとか果たすことができているのではなかろうか、と感じます。これからも、俳句についての―あるいはさらに広く、言葉についての―言説をふところ深く受容し、交換しつづけられる場でありたいと(これは私個人の「思い」なのかもしれませんが)思っています。
4年分のお礼を、たくさんの方々に申し上げたいと思います。ありがとうございます。
●
さて、先週は「詩客SHIKAKU」が創刊されましたが、今週はそれにつづいて、女性3人による俳句のWebサイト「Spica」が本日5月1日に創刊されます。楽しみです。
●
今号の時評は、関悦史さんです。被災者の立場から「俳句」について、「俳句の力」について、「励まし」という言葉について、いま俳句にかかわる者が感じざるをえないいろいろな問題について、率直に論じておられます。ぜひお読みいただきたいと思います。
●
それでは、また、次の日曜日にお会いしましょう。
no.210/2011-5-1 profile
■今村 豊 いまむら・ゆたか
2005年頃より句作開始。2007年「澤」入会。
■小野裕三 おの・ゆうぞう
1968年、大分県生まれ。神奈川県在住。「海程」所属、「豆の木」同人。第22回(2002年度)現代俳句協会評論賞、現代俳句協会新人賞佳作、新潮新人賞(評論部門)最終候補など。句集に『メキシコ料理店』(角川書店)、共著に『現代の俳人101』(金子兜太編・新書館)。サイト「ono-deluxe」
■久留島元 くるしま・はじめ
1985年1月11日生。同志社大学大学院在学。専攻は説話文学。「船団の会」会員、塩見恵介に師事。「関西俳句なう」メンバー。blog「曾呂利亭雑記」
■関悦史 せき・えつし
1969年、茨城生まれ。第1回芝不器男俳句新人賞城戸朱理奨励賞、第11回俳句界評論賞受賞。「豈」同人。共著『新撰21』(邑書林)。URL:http://etushinoheya.web.
■松尾清隆 まつお・きよたか
1977年神奈川県生まれ。「松の花」同人。
■小早川忠義 こばやかわ・ただよし
1969年富山県生まれ東京育ち。2005年より詠句を始める。合同句集に「wakka!」。歌集に「シンデレラボーイなんかじやない」。 2009年「童子」入会。twitter:tadayoshi_k
■鶴岡加苗 つるおか・かなえ
1974年生まれ。2003年「夕凪」入会。06年「狩」入会。08年「狩座賞」受賞。「狩」同人、「夕凪」同人。俳人協会会員。
■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。最終号となる、二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)第五号を鋭意作成中。既刊希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp まで。進呈します。サイト「野口家のホーム ページ」
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。2003年、「魚座」入会。「魚座」終刊により2007年「雲」入会、同人。2010年「雲」退会。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。俳人協会会員。「Belle Epoque」
●
2011-05-01
後記+プロフィール 210
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 comments:
コメントを投稿