後記 ● 上田信治
週刊俳句10句競作(第1回)に、多数のご応募ありがとうございました。
これからのスケジュールは以下の通り。
21日、ウラハイに、応募作発表(匿名)。
23日、22時より、選考委員(週刊俳句時評担当)五十嵐秀彦、関悦史、神野紗希各氏による審査選考ライブが、ウラハイコメント欄にて実施されます。そして、決定(延長戦もあり)、という運びになっております。
何が起こるか、楽しみです。
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今週も、力の入った作品・論考が並びました。
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こういう時は、後記はエンタメ系で。
youtube で、懐かしいものを見ていると、時間がどんどん過ぎていくわけですが、なんのきっかけだったか、すかんちという90年代に活動していたバンドの映像を見ていたら、止まらなくなりました。ひさしぶりに haiku-mp(動画) をやってみましょう。
ローリー寺西というこのバンドの中心人物は、ROLLYと名前を変えて、ときどきテレビや舞台に出ているので、きっと見たことがあるでしょう。大瀧詠一のオールディーズにあたるものが、この人の場合バブルガムポップであるということなのだろうと思います。
で、その youtube につけられたコメントで笑ったのが「嫌いじゃないんだが、もう少し自分の力で曲を書いてほしい」。
たしかに、この人のパクリはえげつなくて、一曲中にほとんど1ラインも、自前のメロディがなかったりするらしい。
「ぼくは、3分の曲なら、1分半で書きますからね」と豪語するだけのことはある。
この人たちの音楽は、すごくちゃんとしてると思うんですよ。あと、声がすごくいいでしょう?
(外部サイト)
手塚治虫の「火の鳥 復活編」をモチーフにしたこれが、ほとんど、
これ、というのは、ははは、さすがにすごいなと思うのですが。
でも、ローリー寺西には、作家性があると思うんですよ・・・ありもんの向こう側に、におうがごとき私性を立ちのぼらせるものが。
結論はありません。
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それでは、また、次の日曜日にお会いしましょう。
no.217/2011-6-19 profile
■村上鞆彦 むらかみ・ともひこ
1979年大分県宇佐市生まれ。「南風」編集長、俳人協会会員。
■五十嵐秀彦 いがらし・ひでひこ
1956年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。第23回(2003年度)現代俳句評論賞。サイト「無門」
■青木亮人 あおき・まこと
1974年北海道生まれ。近現代俳句研究者。同志社大学ほか講師。学術論文に「明治の蕪村調、その実態―俳人漱石の可能性について―」(「日本近代文学」84集、201
■相子智恵 あいこ・ちえ
1976 年、長野県飯田市生まれ。1995年、小澤實に師事。2000年、「澤」入会。2003年、澤新人賞受賞。2005年、澤特別作品賞受賞。2009年、第 55回角川俳句賞受賞。現在「澤」同人、俳人協会会員。共著に『セレクション俳人プラス 新撰21』(邑書林)。
■神野紗希 こうの・さき
1983年6月4日、愛媛県松山市生。句集に『星の地図』。お茶の水女子大学博士課程在籍。
■高柳克弘 たかやなぎ・かつひろ
1980年生。2004年第19回俳句研究賞受賞。2005年より「鷹」編集長。2008年『凛然たる青春』(富士見書房)により第22回俳人協会評論新人賞受賞。2009年、第一句集『未踏』(ふらんす堂)上梓。
■野口 裕 の ぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。最終号となる、二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)第五号を鋭意作成中。既刊希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp まで。進呈します。サイト「野口家のホーム ページ」
■生駒大祐 いこま・だいすけ
1987年三重県生まれ。「天為」「トーキョーハイクライターズクラブ」所属。「東大俳句会」等で活動。blog:湿度100‰
■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。共著『超新撰21』(2010)。ブログ「胃のかたち」
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2011-06-19
後記+プロフィール217
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