後記 ● 村田 篠
今年も残すところわずか。「週刊俳句」の更新も、今日を含めてあと2号で今年はおしまいです。ついこの間新年詠をしたような気がするのですが、きっと気のせいなのでしょう。
●
さて今週号は、上野葉月さんの10句作品と、近恵さんの「ひとり落選〔×4〕展」合計120句をお送りします。
句数もさることながら、恵さんが4作品の一挙掲載を決心して下さったことは、何というか、一瞬ではすまない思い切りを必要とされたのではないかと思います。きもちよいほどの気前の良さに惚れ惚れします。恵さんには「ありがとうございます」という言葉しか浮かびません。
もちろん、感謝に句数は関係ありません。葉月さんにも感謝です。
●
それから、先週に続き、今回は大穂照久さん、生駒大祐さん、篠の3人で「落選展」を読ませていただきました。ひとりで俳句を読むのも楽しい作業ですが、一緒に読む人がいるとこんなに楽しいものか、と改めて感じました。企画と、大穂・生駒両氏、そして「落選展」にご寄稿下さった作者に感謝です。
●
それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.296/2012-12-23 profile
■上野葉月 うえの・はづき
『豆の木』『THC』で活動中。ブログ「葉月のスキズキ」
■近 恵 こん・けい
1964年生まれ。青森県出身、都内在住。2007年より俳句を始める。「炎環」同人、「豆の木」メンバー。2009年炎環新人賞。2010年5名による合同句集『きざし』。
■大穂照久 おおほ・てるひさ
1986年生まれ。好物はカステラ。
■生駒大祐 いこま・だいすけ
1987年三重県生まれ。「天為」「トーキョーハイクライターズクラブ」所属。「東大俳句会」等で活動。blog:湿度100‰
■島田牙城 しまだ・がじょう
1957年京都市生まれ。波多野爽波に師事。「青」編集長などを経て、現在「里俳句会」代表。邑書林編集長。句集『火を高く』『袖珍抄』『誤植』。 邑書林 俳句の里の交差点
■小川春休 おがわ・しゅんきゅう
1976年、広島生まれ。1998年「童子」入会。2009年「澤」入会。現在「童子」同人、「澤」会員。句集『銀の泡』。サイト「ハルヤスミ web site」
■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952年兵庫県尼崎市生まれ。1952年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)完結しました。最終号は品切れですが、第一号から第四号までは残部あります。希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp まで。進呈します。サイト「野口家のホーム ページ」
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2003年、「魚座」入会。「魚座」終刊により2007年「雲」入会、同人。2010年「雲」退会。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。俳人協会会員。「Belle Epoque」
●
0 comments:
コメントを投稿