2013-04-14

10句作品テキスト 西村麒麟 でれでれ

でれでれ  西村麒麟

光合ふ三面鏡や鶴帰る
嫁がゐて四月で全く言ふ事なし
蜆汁川の蜆が尽きるまで
雑に蒔く事の楽しき花の種
上人の舌から縦にチューリップ
鉄斎の春の屏風に住み着かん
エンジンの大きな虻が来りけり
花曇り釣る気少なき釣りをして
東京を離れずに見る桜かな
でれでれとこの晩春を過ごしたし



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