〔今週号の表紙〕
第347号 薪割り
鈴木不意
『七人の侍』で「薪割り流を少々」と言ったのは林田平八を演じた千秋実。
子どもの頃にやった薪割りだが、現代っ子のどのくらいが経験しているのだろう。煮炊きはガスか電気。柴と薪を使う生活は周囲にはなくなった。
年木樵、節木樵、年木樵、年木売と都会では消えてしまった言葉だ。
長さがだいたい揃えてあるが、よくよく見たら銀杏の木らしく根元ちかくの径の大きいものから細い枝もあり、切り口の表情が何か語りかけてくるような気もしてくる。どうやら別な目的で切られたようだ。
銀杏で有名な東京のとある神社社務所の陰に積まれていた風景。
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