山本たくや 少年
さるぼぼを抱いて少年太郎冠者
水温むピエロはいつも泣いている
少年を腰まで沈め海開き
蛾の如く誘導せらるローソンの青へ
夏の夜の鏡に少年二人おり
月仰いで唾ペッてもっとペッてペッてする
「金」のつく名前が多き卒業式
雪渓へゆっくり帰れお前たち
初蝶や空の青さにいざ濡れん
丸めれば少年ジャンプ春うらら
●
2014-04-27
10句作品テキスト 山本たくや 少年
Posted by wh at 0:12
Labels: 10句作品, ふらここ・まるごとプロデュース号, 山本たくや
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 comments:
コメントを投稿