〔今週号の表紙〕
第431号 浴衣
今野浮儚
浴衣の今年のトレンドはパステルカラー・大正ロマンといった、レトロでカラフルな浴衣なのだとか。
熱帯魚のように色とりどりな浴衣はそろそろ若人に任せて、数年前に買ったのが写真の「有松鳴海絞」の浴衣です。
この有松鳴海絞の制作工程は柄の決定から始まり、型彫り→絵刷り→くくり→染色→糸抜き→仕上げまで全て手作業で行われます。また、各工程毎に専門の職人がいる「完全分業制」で制作されます。まさに「贅沢を纏う」といったところ。なので、帯は祖母の形見の素朴な半幅帯で少しはずして着ることが多いです。それでもまだ「着られてる感」は否めないのですが。
そんな有松鳴海絞は昔から多くの人を虜にしてきました。有名なこの方々も旅の道中で買い求めたようです。
「東海道中膝栗毛」の弥次さん・喜多さんです。
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