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語彙の渚 生駒大祐
部屋を出てゆく君 靴の発明と共に生まれたはずの靴べら
秋なので澄んだ言葉がありふれたおからのように沢山あるの
もし人が半分以上水ならば 声が、聞き取れ、ないの、それ、かも
平行に走る二本の血管が離れゆくとき 眠い雷
魂を小売業者に売ってでも渚のような語彙が欲しいか
強いこと。勝つこと。同じCMに死後も延々出続けること。
水銀で満ちた心臓だからこそ、きいんきいんと鳴るのでしょうか
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
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Posted by wh at 0:10
Labels: オルガンまるごとプロデュース, 生駒大祐
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