ku+3 編集後記
佐藤文香
「クプラス」どうにかしましょう、とれおなさんに会いに行ったら、若い人がやったらいいじゃない、って言われて。でも、若い二人は「オルガン」に入っているから今更誘うのもね。というので、関悦史と二人雑誌「翻車魚」を発刊予定。「まんぼう」と読みます。1年1冊かな。
おーい! こっちの方で面白いもの書いてるヤツらがいるぞ! ってかんじは、「クプラス」が終わっても、続くといいなと思っています。
山田耕司
「クプラス」という名前は、気に入っていました(命名のいきさつについては、週刊俳句に掲載された記事をご覧ください。
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2013/09/ku4.html)
「クプラス」に集った作家たちに、そして、読者の皆さまに、あらためて感謝申し上げます。また、誌面を作るにあたってご尽力くださいました方々、ネット上などで支えてくださいました方々、ありがとうございました。
高山れおな
「クプラス」はいちおう10冊出すのが目標でしたが、一方、3号で終わるんじゃないかという予感もそもそもあり、目標には達しませんでしたが予感は当たったというオチでございます。紙で発足してwebで終わるというのも、今の時代相応でありましょう(実際、多くの商業雑誌がそうなりつつある)。しかし、こういうことならピッ句の絵は、モノクロではなくカラーでお願いしておくのであったよというのが若干の心残り。
この編集後記を書きあぐねているうち、岩片仁次さんから『居眠り句集』をいただきました。限定20部という超レアもの。後付に「後昭和二十八年九月二十四日」と刊記があるので、去年の制作らしい。なんで今頃と思いつつ拝見していたら、最後にこんな句が。
はてな
はてなと
はてなし島に
三日かな
デザインやロゴ、イラストレーション、写真等でご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
上田信治
「クプラス3号」を「週刊俳句」の特別編集号としてお届けします。
3号の制作が始動したのが、2015年の秋。メンバーの俳句作品と連載原稿、関さんの「死後の名声」を早々にいただいたのですが、そのあとが、自分(上田)の「森澄雄」をはじめとして、原稿が集まらないまま季節が変わり、また変わり、もうこれはどこかでケリをつけましょう、と、言い出しっぺであり発行人でもある高山さんの決断があって、こちら3号が終刊号と決まりました。
編集部4人は、すぐに、終刊やむを得ずの結論に達したのですが、メンバーの皆さんにお伝えした時「どうしても紙では出せないだろうか」「残念だ。なんらかの形で継続できないか」との声が集まり、事ここに到るまで「しょうがないかあー」くらいの感想しかなかった自分が、いまでは断腸の思いと言っても過言ではない気持ちでいます。
ただ、この「週刊俳句版 ku+」の出来については、非常に満足しています。これ、また、できるんじゃないかな……。
いや、そんな思わせぶりはやめておきます。「ku+」いったん、ここで終刊です。読者の皆様、たいへんありがとうございました。(「週刊俳句版クプラス」入稿担当・上田)
2017-05-21
ku+3 編集後記
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