中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第26回 シェリル・リン「Shake It Up Tonight」
憲武●こう寒くなって参りますとなんですな、踊りたい気分になって参りますな。天気さんは、俳人はもっと踊らなあかんという持論をお持ちのようですが。
天気●句会のあと、ディスコ大会になったこともありました。
憲武●ふむふむ。
天気●「持論」とか「らなあかん」というより、なんで踊らないの? っていうかんじでしょうか。「踊ろうぜ! フィーバー! フィーバー!」。鹿爪らしく小賢しいことばかり言ってないで、からだを動かしたほうがいいよ、ってゆう、ね。
憲武●ほうほう。というわけで、シェリル・リンです。
天気●1981年。ディスコ・サウンド。すでにいま、踊ってます。あしからず。
憲武●シェリル・リンは1957年生まれですから、今は、えーと60!ですか。このPVは1981年ですので、24歳の時ですね。24にしてこの迫力。すげー。
天気●はい、貫禄充分。
憲武●歌詞以外の部分の、つまり言葉の無い部分の「ダーっ!」とか「アーっ!」というノリで出てくる叫びにグッときますねー。こういう高揚感を覚えた時に発する声が、いいんですよね。グルーヴが肝要です。
天気●からだにグルーヴが備わってるんですね。
憲武●シェリル・リンといえば、やはりこの曲も聴きたくなります。
天気●こうい懐の深いノリもいいんですよね、当時のソウルは。
憲武●この曲は、吉田美和なんかかなり影響受けてると思います。「決戦は金曜日」って曲を思い出しちゃう。
天気●その曲は知らないけど、きっとそうなんでしょうね。吉田美和の節回し、こぶしは、ちょっとソウル的です。
憲武●TOTOのバッキングをやってた「Georgy Porgy」でのシャウトも印象的です。
天気●ほうほう。
憲武●近年、といってももう8年前ですが、ビルボードライブ東京でライブやったんですよ。それもレイパーカーjrと一緒に。その時は見逃してしまったんですが、いずれまた来てくれると思うので、必ず観に行こうかと。
天気●ビルボードライブ東京って、踊れるんですか? 席に座ったまま、たらーっとステージを眺めてるという印象だけど?
憲武●テーブル席なので、派手な踊りは出来ませんが、いつぞやの句会後の踊りのように立ち上がってその場でなら、踊れます。シェリル・リンの目の前で、踊れます。
(最終回まで、あと975夜)
(次回は西原天気の推薦曲)
2017-11-19
中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第26回 シェリル・リン「Shake It Up Tonight」
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