中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第27回 ゴッドリー&クレーム「Cry」
天気●今回はミュージック・ビデオの古典的名作を取り上げてみます。
天気●1985年。32年前ですね。
憲武●そんなに経ちますか。
天気●このビデオ、テレビ(MTV)でほんとたくさん流れました。モーフィングはいまでこそめずらしくもない映像加工なんですが、当時は、新鮮でビックリしました。
憲武●ピーターバラカンのやってたポッパーズMTVで初めて観ました。何回も繰り返しビデオでも観たりして。口からだったり、目からだったり、いろんな箇所からメタモルフォーゼしますね。気持ち悪いんだけど気持ちいい。
天気●モノクロームがシックで、古典の格調を備えています。
憲武●曲もね、威風堂々としてる風情で。
天気●ゴッドリー&クレームは10cc(テンシーシー)から分かれたデュオ。ポップで耳に心地いいけど音作りは先進的というのは10cc以来の伝統でしょうけど、そういえば、白人でこういう洗練味が持ち味の人やバンドは少なくなっているような気がします。
憲武●10cc、好きなバンドです。i'm not in loveとか、あっ、the things we do for loveの方が好きかな。人生は野菜スープって曲も好きでした。
天気●ライフ・イズ・ア・ミネストローネ、ね。そういえば、この人たちも10ccの人たちもどうしてるんでしょうね。もう70歳とかだから、なかば引退、悠々自適なのか。いずれにせよ、時間が経つのがはやいですね。しんみり。
(最終回まで、あと974夜)
(次回は中嶋憲武の推薦曲)
2017-11-26
中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第27回 ゴッドリー&クレーム「Cry」
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 comments:
コメントを投稿