中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第30回 エアロスミス「バック・イン・ザ・サドル」
憲武●押し詰まって参りました。なんかやはりバタバタとしてますね。年末進行のせいでしょうか。ま、こういう時には大音量の音楽で憂さ晴らしということで、エアロスミスです。
憲武●罰当たりな感じの人たちですね。むかし、あるお方のお家で句会開催っていうんで、メンバーが押しかけたら、そこの家のご母堂様に「山賊みたいな人たちが来た」と言われたという逸話も思い出します。山賊みたいな人たちって感じも。
天気●句会ならまだいいじゃないですか。お通夜で、それを言われた俳句関係者たちを知ってますよ。
憲武●歌詞も相当卑猥です。頼もしい限りです。
天気●ほうほう。
憲武●all the shots tonight とか I'm like a loaded gun とか。発射寸前の銃って分かり易いですね。The girls are soaking wet に、続けて No tongue's drier than mineと来る当たり。これでもかという感じで。
天気●売春宿の歌ですね。これ。
憲武●そうですね。馬に乗って来るんです。西部劇仕立てなんですね。1994年に日本武道館で観たんですけど、伝統ロックという印象を受けました。特にストーンズと、ツェッペリンの良いところを継承してると思ったんです。
天気●ロックバンド~!って感じですね。
憲武●この人たち、もう12、3回来日してるんですよね。宜保愛子似の、ヴォーカルのスティーブン・タイラーは、今年の春ソロで来日しました。かなり日本通で、渋谷センター街での目撃情報もあります。
天気●オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員ですよね。これで知ってるっていう若い子も多そう。
憲武●アメリカのバンドなんですよね。来年70歳です。体調不良とかいうニュースも伝わって来て、ちょっと心配です。体だけは大切にして下さい。
天気●ほんに、ほんにー。
(最終回まで、あと971夜)
(次回は西原天気の推薦曲)
0 comments:
コメントを投稿