2019-06-02

空へゆく階段 №13 解題 対中いずみ

空へゆく階段 №13 解題

対中いずみ


「俳句読者論」⑥、最終回である。文中に出てくる蘇軾については、昨年刊行された小津夜景氏の『カモメの日の読書』に「芹と筍のお弁当」と題して素敵な詩が紹介されている。「淡さの美学」という言葉とともに。

このころ、次の句を発表している。

薄闇へ湯をこぼしゆく桜かな

かもめ飛び春服ひくく吊られける

赤煉瓦うれしき八十八夜来る


田中裕明 雑詠鑑賞

0 comments: