2020-07-19

後記+プロフィール691

後記 ◆ 岡田由季

この時期、野鳥を見ていると、いろいろな種類の鳥の子育ての場面に遭遇します。子育てというと、雛の愛らしい姿を想像し、ほのぼのとしたイメージですが、実際目にすると、ほのぼのどころではなくて鬼気迫る様相です。

特に巣立ち前後は、雛の食べる餌の量も多くなるらしく、親は餌を運ぶのに必死、雛はそれを貰うのに必死です。蛇や烏など外敵も多く、近付くと母鳥は小さい体に似合わない大きな声を出して威嚇します。

色々な要因で上手く育たないことも多いようです。それが自然とはいえ厳しいものですね。もちろん人間も彼らには脅威なので、離れたところからなるべく刺激しないように見守っています。



それではまた次の日曜日にお会いしましょう。

no.691/2020-7-19 profile

■太田うさぎ おおた・うさぎ
1963年東京生まれ。「豆の木」「街」会員。「なんぢや」同人。現代俳句協会会員。共著に『俳コレ』(2011年、邑書林)。句集に『また明日』(左右社/2020年6月)。

■対中いずみ たいなか・いずみ
1956年生まれ。田中裕明に師事。第20回俳句研究賞受賞。句集に『冬菫』『巣箱』『水瓶』(第68回滋賀文学祭文芸出版賞、第7回星野立子賞)。「静かな場所」代表、「秋草」会員。

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■吉平たもつ よしひら・たもつ
1946年生まれ。現代俳句協会、新俳句人連盟所属。句集刊行検討中。

西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常」 twitter

岡田由季 おかだ・ゆき1966年生まれ。「炎環」同人。「豆の木」「ユプシロン」参加。句集『犬の眉』(2014年・現代俳句協会)。ブログ 「道草俳句日記」

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